1000馬力以上!V12PHEVの「ランボルギーニ レヴエルト」を徹底テスト&レポート!
モノコックをモノフュージと呼ぶ
ランボルギーニは、レヴエルトの航空宇宙技術からインスピレーションを得たモノコックを「モノフュージ」と命名した。カーボン製造は、「レヴエルト」のために特別に近代化され、シャシーの重量はわずか188kg(マイナス10パーセント)で、ねじれ剛性は「アヴェンタドール」よりも25パーセント以上高いという。
もうひとつの技術的ハイライトは、フロントのクラッシュボックスが初めてカーボンファイバー製になったことだ。ランボルギーニは、「アヴェンタドール」では、まだアルミニウム構造に頼っていた。現在は鍛造複合材が使用されている。重量面での利点に加え、新しい構造は従来の2倍の力を吸収することができる。 シャシーのリヤ部分は依然としてアルミニウム製だ。しかし、「レヴエルト」では「アヴェンタドール」のプッシュロッドサスペンションが廃止され、代わりにマルチリンクリヤアクスルが採用されている。
ランボならでは
カーボン製モノコックの上に、デザイン責任者ミィティア ボルケルト率いるチームがランボルギーニならではのボディを作り上げた。シニアエクステリアデザイナーのネルソン シモンイスは、「レヴエルト」には「宇宙船ルック」が選ばれたと説明する。 他の現行モデルと同様、この新しいV12フラッグシップもまた、四角形だけで描かれたかのように見える。エクステリアで丸い要素はホイールアーチのカットアウトだけだ。 極端に低いフロントエンドは、63台しか製造されなかった「シアン」を彷彿とさせるが、これは主にY字型のライトユニットによるものだ。
一見しただけでは気づかないが、「レヴエルト」はすべての寸法が大きくなっている。「アヴェンタドール」よりも長く、広く、高い。そして、巨大なリヤウイングなしでダウンフォースを大幅に向上させることができた。魔法の言葉は、「アクティブエアロダイナミクス」だ。 印象的なテールパイプの上には、電動で伸縮可能なスポイラーがあり、一段低いレヴエルトには、センテナリオを彷彿とさせる巨大なディフューザーが装備されている。