2024年本誌ライター・編集者が「買ってよかった」ガジェット×12製品は本当におすすめできるのか
ライター・編集者が購入したガジェットの中から今年のベストを選んで紹介するというテック系メディアとしてありふれた企画をやっておりましたが、そこはテクノエッジの執筆陣。意識してかどうかはわかりませんが、多少ヘンテコなラインナップになってしまいました。 【この記事の他の写真を見る】 ベストバイというからには本来、世に胸を張り、問答無用でおすすめできるものであるべきはず。というわけで本誌編集長が全12製品に対し、本当におすすめかどうかについて改めて言及したり、しなかったりしています(まぁ容認してこのラインナップになったわけですので)。 ワイヤレス充電できるジェネリックAirTag 『Horizon Smart Finder』(石野純也) ──私も一時期、探してましたカード型AirTag互換製品。そういったもの自体は前からありましたが、ほとんどが使い切り型(バッテリー交換不可)か、充電できたとしても専用チャージャーだったり端子があって、そのぶん厚みがあって、これぞというものがありませんでした。個人的には、現在はAirTagポケット付きのお財布で満足いくものが手に入り、それを愛用しているので必要ないのですが、お気に入りの財布に探す機能を追加したい方は、ぜひ……と思ったら、クラファンだったのですね、これ。近しい製品についても石野さんの記事に書かれていますので、気になる方はご参照ください。 まだちゃんと使っている派の理由 『Apple Vision Pro』(Ittousai) ──多くのギークの方にとって、ベスト勇気が必要だったバイと思われるこちらの製品。私は発売時、無職だったのでさすがにパスしましたが、何度か体験し、Ittousaiの言う「恐怖すら覚える没入感」は、確かにほかのHMDでは決して味わえない水準のものだと感じます。2024年の“まったく新しい体験”は、生成AIとコレだったんじゃないかなぁと。お年玉で買っちゃうのは、全然アリな気がします。 秀逸なAI文字起こしで仕事をラクにする 『PLAUD NotePin』(山本竜也) ──記事にも記述がある通り、こちらの製品はかなり広範囲のメディアにサンプルが提供されました。なので、厳密にはベストバイではないのですが、筆者の山本さん曰く、nwm DOTS(後出)に次ぐ今年のおすすめ製品ということで、ベストバイで紹介させていただきました。私も現物を見せていただきましたが、まぁ見てもふ~んな製品でしかありません。説明を聞き、生成AIを活用する際の“インプット”を大幅にショートカットする魅力的な製品と感じ、気になっているところです。 たくさんのオープンイヤーを試した末に選んだ 『HUAWEI FreeClip』(ACCN) ──こちらは私自身のベストバイなのですが、手にした2月に、もう今年の個人的ベストバイになる予感がしました。FreeClipは2023年末にクラファンを実施しており、私はそれに乗り遅れたため悔しくて当初は素直にいいと言えず、こっそりと愛用していました。本当にいろんなオープンイヤーが出ましたが、私的にはこの子がダントツ。ただ、この後、異論も出てまいりますので、判断はそちらをご覧になってからで。 暗所での撮影に便利な小型リングライト 『Ulanzi LM19』(中山智) ──これは、記事を読んで気になった方は、すぐに買えると思います。なぜならAmazonで3000円ちょっとなので(記事掲出時は、もっと安かった気もするのですが…)。Android端末の背面も続々、マグネット搭載になりますから、この手のアイテムは増えそうですね。 ローカルマシンだけで生成AIはどこまでいけるか MacBook Pro [M4 Max / 128GBメモリ](松尾公也) ──これは、記事を読んで気になったところで、すぐに買えないと思います。なぜなら81万3800円。筆者の松尾さんは自宅のローンと入れ子で月々3万3900円支払うそう……こう聞くと手が届きそうな気がしてしまうのは分割の罠ですね。私もここまでのスペックでなくてもM1→M4にアップグレードしようと考えていたのですが、ひょんなことからはぐれメタルと遭遇してしまい、Windowsノートを購入した話はこのあと出てきます。 赤いスマホとガジェットが入るリュック 『Xperia 1 VI』『しまむらガジェットリュック』(河童丸) ──今年のベストバイはXperia 1 VIだと河童丸さん……ただ、これは“色”で選んで購入されています。もちろん、そういう選び方も全然アリと思います。しまむらの製品は、当サイトのスタッフの大半が以前、属していたEngadget 日本版でも紹介していただいたことがあるのですが、予想外の反響で驚いたのを覚えています。それほどギークと相性いい。絶対、ガジェット好きがいますよねぇ、しまむら。 あえてスマホではなくコレ 『Apple Watch Series 10』(石野純也) ──携帯ジャーナリストなのにベストバイにスマホを選べなかったeSIMおじさんのチョイス。思えば私も、Series 10買いました。Series 8→10なので、スパンも一緒。まぁ、Apple Watchに買い時なんてないような気もします。薄くなったのはいいですよね。 常に装着するMyメインイヤホンに 『nwm DOTS』 ──FreeClipをとうに卒業され、EyewearとEyewear 2の交互使いからこれに乗り換えたという、私のはるか先を行く山本さん。常時装着していたいという用途だと、これが一番しっくりきたそうです。2025年はウェアラブルで行きたいと考えてる方は、ぜひ。 久々のWindowsノートは設定だけでも楽しめた 『LAVIE NEXTREME』(ACCN) ──ひょんなことから遭遇してしまった、はぐれメタルのようなパソコン。久々にWindows機を使ってみて、いろいろと気付きがありました。若干困ったこともありましたが、その解決の過程は楽しかったし、今はメインマシンとしてバリバリ活躍してくれています。M4にしておけばよかったかもとは、今のところは思っていないというか、考えないようにしています。 限定モデルを必死な思いで韓国で購入 『Galaxy Z Fold Special Edition』(山根康宏) ──これは、「買えるものなら買ってみろ」というハカセのマウント気味のチョイスと思われます。現在、ハカセのメインマシンになっています。 以上。コセツヨ筆者が多い故、独特なラインアップではありますが、ご参考までに。2025年もテクノエッジをよろしくお願いいたします。 ※当記事をヤフーでご覧なった方は、写真がなくてすみません。
TechnoEdge 矢崎飛鳥(ACCN)