富士通ゼネをパロマに売却 920億円、事業改革加速 富士通
富士通は6日、約44%を保有する空調大手の富士通ゼネラル株式を、給湯器大手パロマ(名古屋市)の持ち株会社パロマ・リームホールディングス(東京)に920億円で売却すると発表した。 パロマ・リームは富士通ゼネを完全子会社化する方針で、富士通ゼネは上場廃止となる見通しだ。 富士通はこのほか、半導体パッケージ基板を手掛ける新光電気工業について、政府系ファンドの産業革新投資機構への売却を決定している。乾電池などを製造するFDKも売却する方針で、ITサービスを主軸とした事業構造への転換を加速させる。