うだつの上がらない会社員が15年目で初めてもらった賞…チャンスの時にとるべき“正しい行動”とは
社長賞や所属企業での表彰……学生の頃は表彰をされるような社会人になるぞ!と思っていました。しかし、ボーっとしている間に時は流れ、気が付けば新卒から15年以上も経ち、表彰なんてひとつもなし。そんな私に巡ってきたチャンス。その時の正しい行動とは? 【漫画を読む】間に合わない、ミスが多い…その失敗は「ADHD脳」のせい!? 仕事がもっとラクになる7つのコツ
「実験中、悪いんだけどちょっといいかな?」
担当上司から席を外して話ができないか呼ばれました。 「申し訳ないけど、佐々木君もちょっといい?」 佐々木君は昨年4月から研究室に配属されたピカピカの若手。 ほぼ毎日、私とペアで仕事をしています。 研究者特有の理屈っぽさはありますが(お前もな)、性格も良いし、手先も器用で引っ張りだこ。 他の研究員からも信頼が厚い。 私はこの4月から、部署横断型の技術チームリーダーをしています。 引っ張っているキラキラ系リーダーじゃないですよ。 もう助けてもらいまくり(汗) 皆さんの意見を取り入れ、期日に焦り、何とか進めています。 実は、このチームのテーマが、
それは無理なんじゃない??
上層部から、「やってみてー」「長年の夢だったのーー」と夢物語を押し付けられ、普通の人なら断るヤツ。 しかし、まぁ他の案も大したことないですし、せっかくやるならチャレンジングな案件が良いかなぁ~と安易に考え、引き受けてしまった(はい、おバカ)。 なんだろ。例えるのが難しいのですが、 ハウスメーカーがジェット機を作る? 製薬会社が温泉を発掘する? 出版社が漁業に乗り出る? 要するに、 全くの異業種の研究やないかーい という技術開発。
4月、メンバーと話し合った時、 正直多くの人に苦笑いされました。 えっ、できる訳ないやん… ワシら、専門違いまっせと。 ですよね。 さぁ、どうしよ。 まぁ、出来るところまでやってみよう! と腹をくくりました。 ここ5年ほど頑張り続けたプログラミングのおかげで、当たらずしも遠からず、いやかなり遠いけど書かないよりマシなコードを作成、実装し改良を繰り返しました。 異業種のツテを頼り、コロナ禍の中、数社パートナーを探し… 何枚も報告書を書き、ワークフローで承認を頂いたり、話を通したり(通らなかったり)。 社内外のいろんな所からお叱りも受けました。 出来ないかもしれないけど、