「もっと早く試合を終わらせるべきだった」、ポステコグルー監督が土壇場被弾でドローのローマ戦を悔やむ
トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督が、土壇場で勝利を逃したローマ戦を悔やんだ。イギリス『フットボール・ロンドン』が指揮官の会見コメントを伝えている。 トッテナムは28日、ホームで行われたヨーロッパリーグ(EL)のリーグフェーズ第5節でローマと対戦し、2-2で引き分けた。 直近のプレミアリーグでマンチェスター・シティに会心の4-0の勝利を収め、その勢いを活かして公式戦連勝を狙った一戦。開始直後に得たPKをFWソン・フンミンが決めて幸先の良いスタートを切ったが、相手のFKから同点ゴールを許した。 それでも、33分にMFデヤン・クルゼフスキのお膳立てからFWブレナン・ジョンソンが勝ち越しゴールを挙げ、さらに畳みかける攻撃で3点目に迫る流れで試合を折り返した。ただ、一進一退となった後半で幾度かあった追加点のチャンスを逃すと、後半アディショナルタイムには再びセットプレーの流れから同点ゴールを奪われ、土壇場で勝ち点2を取りこぼすことになった。 同試合後、ポステコグルー監督はゲームクローズの問題ととも2-1の状況から3点目を奪えなかったことを悔やんだ。 「試合の終わり方に悔しさを感じている。もっと早く試合を終わらせるべきだった。前半に多くのチャンスがあったし、そこで終わらせるべきだった。2-1の状況では相手が常に試合に残り、プレーヤーを前線に送り出してくる。試合を最後までやり遂げられなかったのは残念だ。ただ、結局のところ、我々はまだ(順位表において)良い位置にいる」 昨シーズンからの課題であるセットプレーで2失点を喫した部分に関して明確な言及は避けた指揮官だが、交代枠を1枚残した上、遅いタイミングでの交代については負傷者続出による選手層の問題を素直に認めている。 「それが現実だ。我々はかなり長い間この状況に陥っていた。現時点では、選手層がかなり薄い。今夜は(ファーストチーム登録の)4人のプレーヤーしかベンチにおらず、定員を満たすことすらできなかった。我々はかなり長い間この状況に対処してきたが、それでも我々は十分に試合をし、試合に勝つための決定的なチャンスは十分あったと思う」 決定力を欠いた攻撃面やゲームコントロールの部分ではネガティブな面も出た試合だったが、一方で守護神グリエルモ・ヴィカーリオが足首骨折で長期離脱を負ったなか、代役を担うGKフレイザー・フォースターの好パフォーマンスはポジティブな要素となった。 ポステコグルー監督は元々豊富な経験を有するベテランGKに不安を抱いていなかったものの、この試合で見せたパフォーマンスがフォースターにさらなる自信を与えてくれると考えている。 「彼は経験豊富なプレーヤーだ。彼は今シーズンすでにプレーしていて、これが彼にとって初めての試合ではなかったことは助けになった。彼は今夜自分の役割を果たしたが、我々がプレーしたフットボールをうまく利用して3ポイントを獲得できなかったのは残念だ」 「元々彼が自信を失っているとは思っていないが、今夜少なくとも我々のために2、3のビッグセーブを見せてグループに復帰してくれたことは彼にとって常に良いことだ」 このドローによって公式戦連勝を逃したスパーズは、中2日の過密日程で戦う今週末のリーグ戦で難敵フルアムとのロンドン・ダービーに臨む。
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