プレイバック2024 知床・観光船沈没事故 家族の一年 消えない悲しみ
息子とその母親が行方不明となっている帯広市に住む男性「(学校から)新しい教科書もいただいて、3年生という形で在籍していたんですけども、今回、認定死亡の手続きをしたことによってやっぱりそのまま在籍という形にはできなくてすごくつらいですね」 裁判は、来年3月13日に札幌地裁で始まります。 弁護団によりますと、乗客家族らが法廷で桂田社長へ現在の心情などを話す「意見陳述」が行われる予定です。 知床観光船事件被害者弁護団・山田廣弁護士「ご家族は怒りに震えているんです。桂田被告を目の前にしてその心情を訴えたい事件そのものと真正面から向かい合うことになるとてもつらいです。法廷において桂田被告がいることを前提にしております。桂田被告は出頭すると私は思っています」
事故から2年以上が経ちようやく司法の場で桂田社長と直接、向き合う「家族の闘い」が始まります。 息子とその母親が行方不明となっている帯広市に住む男性「本当は桂田被告がですね、自分はなんということをしてしまったんだと自分のやったことを悔いてほしい。もちろん来てほしいし、来なきゃいけないんじゃないのかなと思います。被害者家族である自分を含め、どんなに苦しんでいるかという地獄みたいに苦しい日々を送っているということを伝えたい」
HTB北海道ニュース