確定申告【見落とし注意!】古着deワクチンで寄付金控除は受けられる?受ける際の手順も紹介!
古着deワクチンは確定申告で寄付金控除が受けられる?
「古着deワクチン」は、「日本リユースシステム株式会社」と「認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会」のタイアップ事業です。不要になった衣類を手放すことで開発途上国の子ども達にワクチンを届けることができます。 衣類を寄付する際の選択肢の一つですが、確定申告の際に寄付金控除の対象になるのか知りたいという人もいるのではないでしょうか。 ここでは、「古着deワクチン」は確定申告で寄付金控除を受けられるのか、利用方法などについて詳しく紹介します。 ■古着deワクチンは寄付金控除の対象にはならない 結論からいうと、「古着deワクチン」は確定申告の際に寄付金控除の申請はできません。 「古着deワクチン」は衣類の寄付が目的ではなく、届いた衣類を開発途上国へ輸出して、現地で雇用やビジネスを作り出すことを目的とした取り組みです。 運営する「日本リユースシステム株式会社」は寄付金控除の対象となる団体には含まれないため、確定申告の際は注意しましょう。 とはいえ、「古着deワクチン」は着なくなった服の片付けができるだけでなく、開発途上国の子ども達にポリオワクチンを寄付することができる便利なサービスであるため、SDGsに取り組みたい人や社会貢献になることがしたい人におすすめです。 ■経費として処理することは可能 「古着deワクチン」は、確定申告の際に寄付金控除の申請はできませんが、「広告費(広告宣伝費)」として購入費用を経費として処理することができる場合もあります。 「広告費」とは、企業の商品やサービスの魅力を不特定多数の人に知ってもらうための広告や宣伝にかかる費用のことです。 チラシやパンフレット、カタログ、ポスターなどが代表的ですが、インターネット上で行うデジタルプロモーションにかかる費用も該当します。 公式サイトから「古着deワクチン」を購入すると、領収書がPDF形式でダウンロードできます。コンビニで支払う後払いを利用した場合は振り込み受領証が、銀行振り込みの場合は振り込んだ際の控えが支払い証明となるため、保管しておきましょう。
小西 由希