サッカー日本代表　撮影：中地拓也

　10月15日、サッカー日本代表がオーストラリア代表と対戦する。前日練習での最新情報を加えて、気になるスターティングメンバーを考察する。 ■【画像】【最新版】サッカー日本代表、オーストラリア代表とのW杯最終予選の「予想スタメン＆フォーメーション」!■ 　森保ジャパンにとって4連勝を懸けたこの試合は、難敵をホームで迎える試合となる。対戦相手はオーストラリアで、FIFAランキング25位のチーム。日本が16位と上回っているが、アジアで4番目に上位に位置する国と激突する。 　そのオーストラリアは監督交代を断行。日本戦は、新指揮官での2戦目となる。森保一監督の旧知の関係にあり、14日の会見で森保監督は「ポイチとも呼ばれている」と明かしている。 　その森保監督はこの試合で3-4-2-1を継続すると見られている。6月シリーズから導入した攻撃的3バックというシステムを、敵地でのサウジアラビア戦まで一貫して用いている。そしてここまでの最終予選のすべてを無失点で終えており、さらに複数得点も得ている。 　では、その3-4-2-1はどのような並びになるのか。最後尾に位置するGKで起用されるのは、鈴木彩艶。ここまで定位置を確保している若き守護神が、埼玉スタジアムに“凱旋”する。

■主将欠場のピンチで代役は……

　3バックは右から板倉滉、谷口彰悟、町田浩樹となるはず。若きDFリーダーともいえる板倉滉は、はオーストラリア戦に向けて「もちろん無失点で行きたいし、失点しなければチームは負けない。どれだけ（失点）ゼロで進められるかが試合の結果に関わってくる」と、仮に苦しい展開になろうとも焦れずに戦うイメージを膨らませる。 　ダブルボランチは主将・遠藤航と守田英正がサウジアラビア戦に続きコンビを組むと見られていたが、前日の練習を遠藤が欠席。体調不良が原因でホテルで静養することとなったため、欠場する見込みとなっている。 　その代役の筆頭候補は、田中碧。今季からイングランド2部に新天地を移した26歳だ。 　田中はこの試合に向け、「チームの総合力が問われると思うので。そういう意味ではチームとして、また違うことをやっていかないと行けない」と意欲十分。さらに、「もちろん第一にあるのは試合に出られないという悔しさは代表だろうがチームだろうがあるのは事実ですけど、ここに来ることと、このチームが勝つことが何よりも大事なこと」と話して、勝利を目指す。 　田中は、2021年のカタール大会の最終予選・オーストラリア戦に先発出場。W杯出場が懸かった緊迫も一戦で抜擢されると、鮮やかな先制点を決めて勝利に貢献している。その衝撃的なゴールがここまで代表に定着した要因の一つとなっているだけに、出場してチームに新たな可能性を生み出せるか。 　田中ではなく、鎌田大地がボランチで起用される可能性があることも付記しておく。