コーヒー生豆のことをもっと知ろう|2大品種、産地の個性、欠点豆のこと
虫食い豆
スペイン語でブロッカ(broca)と呼ばれる小さい虫、ベリーボーラー(berry borer)が卵を産み付け、幼虫に種が食べられてしまった状態。濁りや悪臭を生み出す原因となる。
ピーベリーって?
通常のコーヒー豆はフラットビーン(=平豆)と呼ばれ、半円球の形をしている。そして、1つの実の中に種子が2個。しかし、収穫量の約3~5%で、片側だけ育った丸い豆が発見される。これがピーベリー(=丸豆)だ。珍しい形状だけでなく、栄養が凝縮されることで生まれる強い香りも持ち味で、とても珍重されている。
生豆は時間とともに変化する
生豆は収穫の後、時間経過によって味を変化させる。品種次第で最良のタイミングが違うことも。近年注目されているのは、1年以内に採られたニュークロップだ。 緑がかった色をしているのが、水分をたくさん含む収穫後間もない生豆。収穫したばかりのニュークロップは、日本でも各国から毎シーズン輸入されている。入荷時期を知っておけば、フレッシュな新豆が口にできるわけ。その年の気象状況に左右されるが、中米は6~8月、ブラジルで10~12月、アフリカなら2~4月が目安となる。スペシャルティコーヒーに力を入れるショップでは、ニュークロップが随時入荷されていることも多いそう。