役員交代めぐる贈収賄事件 3500万円渡した罪などに問われる男 初公判で起訴内容認める 三重・津地方裁判所
弁護側は「被告は従属的な立場だった」と主張(三重テレビ放送)
三重県鈴鹿市の社会福祉法人の役員交代をめぐる贈収賄事件で、贈賄の罪などに問われている男の初公判が24日、津地方裁判所で開かれ、男は起訴された内容を認めました。 社会福祉法違反の贈賄罪などに問われているのは、東京都中央区の無職迫丸卓哉被告(44)です。 起訴状などによりますと迫丸被告は2022年2月、既に逮捕・起訴されている金田充史被告と共謀し、鈴鹿市の社会福祉法人「かがやき福祉会」の理事などの役員を、金田被告が指定した人物に変更するよう当時理事長だった男らに依頼し、その見返りとして現金あわせて3500万円を渡したとされています。 24日、津地裁で開かれた初公判で、迫丸被告は「事実は争いません」と述べ起訴された内容を認めました。 冒頭陳述で弁護側は「犯行は共犯の金田氏の指示のもとに行われたもので、被告は従属的な立場だった」と主張しました。