93歳ひとり暮らしの1日の過ごし方。畑仕事、具だくさんのボルシチ、保存食づくりは元気の源
保存食づくりで気分転換。人とのコミュニケーションのツールにも
川嶋さんのお宅には庭があって、野菜や果物を育ているので色々収穫できます。次男が庭の手入れをしてくれるそうです。フキや山椒の花や実、葉唐辛子は佃煮に。杏と梅に木が1本ずつあるから、杏はジャムにし、梅は梅干しと梅ジュースにしました。保存するビンをきちんと煮沸消毒するので、長持ちするそうです。それに、材料がわかっているし、添加物も加えていないから、安心です。 「保存食づくりは気分転換ですね。これをやろうって思うと大変だけど、テレビを見ながらパソコンで原稿を書きながらの、ながら族です。気楽につくっているから、楽しい。できたものを人にあげるのも好き。おしゃべりも弾みますね」
ひとり暮らしの自由を満喫。1日1回はだれかと話すことを心がけて
ひとり暮らしについて、寂しいと感じることはあるのでしょうか? 「もちろん、寂しい面はありますが、だれにも気を使わずに、自分らしく自由に暮らせるところはメリットですよね。だた、人と話さないのはよくないかなと思います。できれば、ごはんは毎日でなくても、だれかと話しながら食べられるといいですね」 川嶋さん自身も、夕食はできるだけ近くに住む次男と食べるように。直接人に会わない日でも、電話をしたり、オンラインで会議に出席したり、1日1回はだれかと話す機会をつくるようにしています。 おいしくごはんを食べ、人と話し、仕事や好きなことをするのが、川嶋さんの暮らし。 「1日があっという間に過ぎて、時間がたりないくらい。ひとり暮らしだけど、孤独感はないし、毎日が充実しています」
ESSEonline編集部