マレーシアのマハティール首相が会見(全文2)途上国にゴミを送らないで
ライナス社の最近の計画に満足しているか?
ロイター:ロイターの【エライリーズ 00:39:11】と申します。少し話題を変えまして、伺いたいのはレアアースについてです。オーストラリアのライナスという会社、そして御政府、御国政府が現在交渉中と聞いておりますけれども、御国政府はライナスの最近の計画に満足されていますか。つまりオーストラリアで再処理工場をつくるという計画、また御国政府はライナスの契約更新に意欲的ですか。 マハティール:ライナスをマレーシアに誘致したときに、廃棄物が問題になると思っていませんでした。大量の廃棄物が再処理の結果、出るのですが、また、しかも放射性物質であるということであります。マレーシアは放射能で、悪い苦い経験があるものですから、例えばすずの鉱山の副産物がカラーテレビを作るために使われていたんですけれども、そのためには、物質の活性化をすることで放射性物質に転じてしまったんですね。カラーテレビはもはやそういう物質ではなくてLEDを使ってます。 そうすると、その廃棄物をどうするかというと、活性化させた廃棄物をどうするかといいますと、ビジネス界の人たちと厳しい交渉をした結果、埋蔵するということになりました。1平方キロメートルの土地を専用に、埋めるために埋め立て地として使われてしまいました。それ以来、放射性物質を毛嫌いしております。 ライナス社は放射性物質を生産していると、事実上。ということで国外に出して、元の原材料の国に戻してほしいと言いました。原材料を産出している国はもちろん受け入れないんですけれども、交渉は重ねます。もし交渉が決裂しましたら原材料をなんとかしなければなりません。どこかに拡散するか、あるいはつまり1カ所に放射性物質が集中しないように拡散させる必要があるかもしれませんが、ライナスの事業は引き続き継続させます。でないと巨額の投資をオーストラリアから失うことになります。 司会:【ジョン 00:41:39】さん。ほかの質問者、手をあげておいてください。確認したいと思いますので。 【書き起こし】マレーシアのマハティール首相が会見 全文3に続く