【スックワンキントーン】2部制で両大会ともタイ人対決がメインに、第2部では辻井和奏が鈴木咲耶を相手に初防衛戦
2025年1月26日(日)東京・新宿FACE『SUK WANKINGTHONG 2025 THE FIRST』の全対戦カードが発表された。 【写真】期待の新鋭である鈴木咲耶が挑戦者 大会は2部制で行われ、第1部のメインイベントは56kg契約3分3Rでファーモンコン・タエンバーサエ(タイ)vs.オートー・ノーナクシン(タイ)のタイ人対決に。 ファーモンコンは元ワンソンチャイ バンタム級王者、元ラジャダムナンスタジアム認定同級2位、元ルンピニースタジアム認定同級4位。2024年8月に『MuayThaiOpen 48』で壱・センチャイジムと対戦し、判定で敗れるも速い右ミドルで壱を苦戦させた。11月にはジャパンキックボクシング協会の『KICK Insist21』で瀧澤博人(ビクトリージム)に判定勝ちしている。 オート―は元ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級6位で、2024年8月のRISEに初参戦すると拳剛を左右ミドルと右ストレートを駆使し、打たれ強さも見せて延長戦で判定勝ち。12月のRISEでは門口佳佑に判定2-0で惜敗した。 セミファイナルでは井ノ本煌貴(LAILAPS東京北星ジム)がMSAスーパーフライ級王者ローマ・ペットプロムロブ(タイ)と対戦する。 第2部のメインイベントはスックワンキントーン世界ライト級タイトルマッチ3分5Rで、王者テーパプット・シンコウムエタイジム(タイ)にペットンガン・サイクロンジム(タイ)が挑戦するタイ人対決。 テーパプットはタイで人気のTVマッチ、7chTVスーパーフェザー級タイトル獲得歴があり、あのスアキム・PKセンチャイムエタイジムとルンピニースタジアム認定スーパーフェザー級タイトルを懸けて対戦したキャリアも持つ。日本では宮越慶二郎、バズーカ巧樹、小川翔、重森陽太といった日本のトップ戦線で活躍する選手を相手に負けなしを誇っていたが、2023年11月にシュートボクシングで山田虎矢太に判定負け。2024年4月はNKBでCAZ JANJIRAとドロー、6月にスックワンキントーンのトーナメントで2試合戦った後にNJKFで久井大夢に延長戦で判定負け。 ペットンガンは元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーフェザー級4位で、テーパプットとは2024年6月にスックワンキントーンで行われた在日タイ人選手4名によるワンデートーナメントの決勝戦で対戦し、判定3-0で勝利して優勝している。 セミファイナルではスッワンキントーン女子フライ級タイトルマッチ3分3Rで、王者・辻井和奏(BRING IT ON)が同級1位・鈴木咲耶(チーム鈴桜)の挑戦を受けての初防衛戦。 辻井は空手を経て2021年にキックボクシングでプロデビューし、タイでタイ国イサーン&ラーナー王座、KARALEボクシングスタジアム王座とローカルタイトルを2つ獲得。昨年10月22日には、和奏がスック・ワンキントーン女子フライ級王座決定戦、妹の和花がKROSS×OVER GIRLS-KICKアトム級タイトルマッチにそれぞれ挑み、勝利して姉妹で同日にチャンピオンになったことが話題となった。 2024年2月には『RWS』に初出場、ペットジュンチャイに完璧な試合運びで判定3-0の勝利を収めた。6月のスックワンキントーンでもトゥン・セッペンを2RでKOし、7勝(2KO)1分と無敗記録を更新。しかし、11月に初参戦した『ONE Friday Fights』でタンタンに判定負け、プロ初黒星を喫した。東洋大学に通うJDキックボクサーで、168cmの長身を誇る。戦績は8勝1敗1分。 鈴木はジュニアムエタイ出身で確かな技術を持ち、2024年10月に新日本キックで行われたミネルヴァ・スーパーフライ級王者決定ワンデートーナメントでは決勝でNA☆NAに敗れたが、首相撲からのヒザとミドルキックでNA☆NAを苦しめた新鋭だ。戦績は3勝1敗。 第5試合では、15歳にしてスッワンキントーン認定スーパーフェザー級王者で6勝1敗1分の秋田巴琉(キングムエ)が、セェンムアン・Y`ZD(タイ/Y'ZDGYM)と対戦する。
ゴング格闘技