かつて学生プロレスラーだった社会人が後楽園ホールに進出し前売り完売!『有給プロレス』の火付け役となった男たちが語る今までとこれから
■10年後は東京ドームできるんじゃないかと思っている ――普通のプロレス団体では考えられないレベルの営業力、ポスターも含めてやってますけれども、今回完売した手応えは きしだくん「今回6月末の期末もあれなので、結構社会人の人がまだ決めきれてない人はいたんですけども」 大谷「(小声で)きまつってなんすか?」 きしだくん「社会人って3ヶ月おきぐらいに締めがあるんだよ」 大谷「期末!中学校みたいな?」 きしだくん「その期末の最後に、例えば4,5,6月でこれやりますみたいなことやる総仕上げの日になるから、6月末って。だから人によっては忙しかったりもするんだよ」 大谷「なるほど。確定申告のやつですよね、要は」 きしだくん「そのショートバージョンみたいな」 大谷「やば!」 ――普段皆さん社会人ですが、今回こんなに選手が集まると思ってました? きしだくん「大体がいつものCWP(社会人プロレス団体)メンバーで、変な話15年ぐらいプロレスやった輪がここで完成したっていう感じではあります」 ――今回若い世代というか社会人になりたての子も入ってますが きしだくん「そうですね。ギャル男くん興行もそうなんですけど、基本的に飲んでいくと仲間が増えてく。今回だとグレートGOカーンっていう子が社会人1年目なんですけど、その子とも何回か飲んで『この子はいい子だ』って思って。ギャル男くん興行の方に1回出てもらって今回出るって形だったんで、若い子は飲んでくれてるうちは増えていく感じですね」 ――若い世代にしてみればもう学プロサミットがない世代なので、後楽園ホールの舞台が初めてだと思います。そういう事を経験させる機会を作ったっていう部分ではすごいことです きしだくん「結果論はそうかもしれないですね(笑)社会人プロレスとして何か1個目標作りたいなってのはあって、学生の頃だったら頑張って学プロサミットの大舞台に立つぞっていうのが1個の目標だったとこもあるんですけど、社会人ってどうしても日々惰性になりがちなところもあるので」 ――お話を聞いてると単発で終わらない雰囲気がありますけど きしだくん「そうですね、まあまだやる前なんであれですけど、第2回第3回やってきたいなって。僕風呂敷広げるの得意なんで(笑)第2回は九州でやろうとか考えてます」 大谷「かっこいい、今の。風呂敷広げんの得意なんすね。すご~」 きしだくん「10回目はついに東京ドーム行こうかみたいな(笑)」 ――社会人プロレス夢がありますね。社長になられてる方々とかもいらっしゃると思うので、様々な業種のスポンサーが集まったらもしかしたらできるかもしれない きしだくん「そうですね、10年後はできるんじゃないかなと思ってるんですけどね」 ――そういう夢があるのが、普段会社にいらっしゃる方々の強みですね きしだくん「趣味をめちゃくちゃ楽しみたいみたいな感じなんですけど、意外と話をすると『協賛出すよ』って人も出てきてくれてるので、第2回第3回の時にはどんどん広げられたらいいかなとは思うんですけど、ただやりすぎちゃうと義務になっちゃうので、すごい楽しいぐらいの塩梅でやっていきたいです」