かつて学生プロレスラーだった社会人が後楽園ホールに進出し前売り完売!『有給プロレス』の火付け役となった男たちが語る今までとこれから
■特殊能力を持った人が個々を活かしてる!アベンジャーズみたい! ――今回10年前に始まった『ギャル男くん興行』からの派生という形になると思いますが、改めてお2人が有給プロレスやろうと思った理由は何でしょう? きしだくん「発起は僕なんですけども、元々去年の11月にギャル男とギャル男くん興行でシングルやって、その打ち上げでふと『後楽園でプロレスやりたい』って思って。その試合が自分の中でかなり良かったっていうのもあって、ついに全盛期きたなと」 大谷「遅いな!」 きしだくん「この全盛期で後楽園ホールで試合やりたいなっていうのがスタートでしたね」 大谷「それ聞いたときには最初は嘘なんだろうなと思って。なんかリアクションを試されてるというか、僕LINEだったんですよ最初聞いたのは。マジっすか?ぐらいだったんすけど、なんか周りからどんどんやるらしいよって聞いて、ついにはリング上で発表したんで、そこでやっと信じた感じでしたね」 ――大谷選手としてはプロになって、自分がいない間もギャル男くん興行が続いていたことに関してどう思いますか? 大谷「そこは何か恥ずかしくもあり、やっぱり嬉しいが強かったですね。僕は『ギャル男を外してもらって名前を変えても』っていうのは提案したことはあったんですけど、それでも続けてくれたから何年も経った後にこうしてスッと入れたのはその名前のおかげでもあるし、なんかやっぱ嬉しかったっすね。なんかすごいっすよ、会場入りしたらめっちゃあのときに戻る感じっすね。児ーポ監督がいて、きしださんがいて、マラデカイがいて、懐かしい~みたいな」 ――久々に学生プロレス的な世界に戻ってどうでした? 大谷「いや~(苦笑)学プロサミットのときはみんな学生で、なんて言うんですかね?ある意味バカがステータスでいろんな奴がいたんすけど、でもステータスはそんな変わらない中でみんなで何かやってくみたいな印象だった。なんか今の有給プロレスのグループLINEすごくて、なんかみんなすごいんすよ!特殊能力を持った人が個々を活かしてるみたいな!営業担当の人がいて、これ担当の人がいてこれ担当の人がいてってみんなちゃんと組織みたいになってて!今の仕事のスキルを活かして変な表みたいのもあるし、数字も何かいろいろ出てて。僕なんかがそのグループLINEにいていいのかなって。ずっと気まずい」 きしだくん「それが社会人プロレスの強みですね。プロにない強みみたいなところがあると思っていて。僕はコンサルタントで課題解決だったりいろんなものを薦めるプロだったり、営業のプロがいたり、デザインのプロがいたりいろんなプロがいるんで、やっぱりそれがガサッと集まってやれるっていうのが今回の強みですよね」 大谷「マジでやばいっすよグループLINE、アベンジャーズみたいっす!」 ――かつての学プロサミットの時とは全然違いますね きしだくん「あの時は手探りで、こういうことを果たしてやった方が良いのか悪いのかもわかんない状態だったのが、今はもうみんなサクサクと進めてく。僕は代表なんですけど、みんなが10説明しなくてもちゃんとふわっとした要望で応えてくれるので楽ですね」 大谷「なんかすごい特殊用語いろいろ皆使うじゃないすか?何を言ってんのかな~みたいな」 きしだくん「寂しいんですけど、反応が薄いんですよ」 大谷「ちが~う!(笑)わかんね~!って」 ――大谷選手はプロレス団体のある意味経営側にも多少携わってる人間ではあるので、それがPPPTOKYOにも活かせる瞬間っていうのがあるんじゃないかって思うのですが 大谷「そこまで考えてなかったです。Excelってすごいっすよね。でもわかんない、どれをどう見ればいいのか」 ――自分1人置いてかれたみたいな空気ですか 大谷「たまにLINEが急に変なグループに勝手に入れられる時あるじゃないすか?変な投資話とか。あれの感覚なんすよ(笑)」 きしだくん「でもギャル男と話すと、逆に僕らが童心に帰るというか(笑)やっぱりほとんどの人は久しぶりに会うともう学生じゃなくてどっちかっていうと大人の会話っていうか」 ――お金の話か仕事の話か家庭の話かですね きしだくん「でもギャル男に会った瞬間に風俗の話は出てくるわ、女の話は出てくるわ(笑)」 大谷「そうっすよ!それで喜ぶ人だと思ってたから!みんな喜ばなくなってきてて・・・ああそうなんだって・・・」 きしだくん「ギャル男が11月ぐらいに出てくれた打ち上げも久しぶりにみんな楽しそうにしてて。やっぱ大人になっても心は子どもの部分があるというか」 大谷「すごいんすよみんな変わっちゃって。後輩にハス向井理っていうのがいるんですけど、僕が何言っても『それ言ってんのギャル男さんだけですよ』って言われちゃうっすね~。下ネタすぐ振ると『それはあんま他の人に言わない方がいいですよ』とか、真面目に言われるみないな。距離感を感じますね。まあ引き込みますけどね(笑)」 きしだくん「だんだんみんな心が戻ってってんじゃない?学生の頃に(笑)」