「脳が衰える人」が食事中“無意識”にしていること 「休んでもとれない”脳疲れ”」を超回復する簡単すぎる方法は?
さらに、現代人は起きている時間の50%近くをマインドワンダリングの状態で過ごしているという報告もあります。 これでは、私たちの脳がエネルギー切れを起こすのも当然です。 では、どうしたら脳の疲れがとれるのでしょう。 身体の疲れをとる方法なら、マッサージやエステ、お風呂と、たくさんあります。 若い人なら、一晩眠るだけで身体の疲れはとれてしまうでしょう。 ところが、脳の疲れは「一晩眠れば治る」というわけにはいきません。
意識してケアしないと、脳の疲れは蓄積し続けます。 一番簡単な方法は、歩きながらマインドフルネスを実践することです。 通勤中、移動中など、歩きながらできるので忙しい方にもピッタリな方法です。 ■歩行瞑想 足裏の感覚を追いかける 「歩行瞑想」あるいは「マインドフル・ウォーキング」と呼ばれることもあります。 ここでは「観察」がポイント。観察するのは、足の裏の感覚です。 足の裏の感覚に意識を向けやすくするため、歩くスピードをぐっと落としましょう。
さらに一歩を、 (1)かかとがあがる (2)つまさきがあがる (3)空中を足が移動する (4)足が着地する の4つに分割します。 かかと、つまさきの順で床や地面を離れ、足の裏が体重から解放されたときの感触、空中に浮いた足が移動し、かかとから着地して床や地面の感触が足裏に戻ってくる感触を、味わいましょう。 最初のうちは「かかとがあがった」「足が着地した」などと心のなかで唱えながら歩くと、感覚を追いかけやすいと思います。
歩くスピードをあげようにもあげられないので、周囲に人ごみや車のない静かな場所で行うのがおすすめです。 その分、足裏の感覚に集中しやすく、仕事の合間に部屋を一周するだけでも、効果はてきめんです。 ■難しい人のためにより簡単な方法 「一歩を4つに分割する」感覚が難しい、という方のために、より簡単な歩行瞑想もご紹介しておきましょう。 (1)普段通りのスピードで歩きながら、 (2)「右、左、右、左」と足の裏の感覚に注意を向ける