「選択的夫婦別姓」に異議あり 3割弱、国民は本当に求めているのか 橋本琴絵氏と近藤倫子氏が対談「高市氏ら保守派が音頭を」
近藤氏「日本は一人娘の家に次男、三男が婿養子として入るなど、女性側の姓を名乗ることも可能でした。皇室典範にしても選択的夫婦別姓にしても、国連側のレコメンド(おすすめ)であり、内政干渉ではないとしています。あくまで『決めるのはあなたたちだ』という姿勢です」
――LGBT理解増進法が成立し、自民党から保守の岩盤支持層が離れたといわれるが、選択的夫婦別姓に着手すれば、どうなる?
橋本氏「岩盤支持層がさらに離れる方向に行くと思います。自民党内にも保守はいますが、国民がアピールしないと議員も動きません」
近藤氏「LGBT理解増進法も実現したので油断はできません。自民党内でも高市早苗氏ら保守派が音頭をとるべきです。自民党が終わったとしても、日本を終わらせてはなりません」
■近藤倫子(こんどう・りんこ) 元児童家庭支援士、著述家。1975年生まれ。日本女子大学卒。Gakken、展転社にて連載、月刊WiLL執筆メンバー。ユーチューブ番組「デイリーWiLL」水曜担当。
■橋本琴絵(はしもと・ことえ) 作家。1988年、広島県尾道市生まれ。九州大卒、英バッキンガムシャーニュー大学院修了。5児の母。2017年衆院選広島5区から立候補。「月刊WiLL」などで執筆している。