監督会議であいさつする小久保監督（左から2人目）（撮影・柿森英典）

　◆SMBC日本シリーズ2024　ソフトバンク前日練習（25日、横浜） 　4年ぶりのリーグ優勝を果たし、CSを突破したソフトバンクが、26日からDeNAと日本シリーズを戦う。小久保裕紀監督の囲み取材の一問一答は以下の通り。 ■大量19人指名【ドラフト選手一覧】 　―初戦の（DeNA）ジャクソンを攻略したい。 　「もちろんもちろん。やっぱり真っすぐが強い印象なんでね。個々は対策を立てているので」 　―ワールドシリーズのドジャース・大谷翔平に負けない戦いを。 　「意識してというか、なんて言うんですかね、われわれは日本シリーズが一番のひのき舞台なので。そこで日本の野球の価値を考えた時に、日本シリーズの扱いがっていうところは監督としては考えますよね。別にどうすることもできないんですけど、チームを率いる者としては日本球界全体を考えたときには、そういう思いで試合には臨みます。だからって別にどうしようもないですから」 　―日本球界への危機感を感じる。 　「危機感というか、お客さんはね、グラウンドに入って、そこのライブをするというのが第一。時間帯も幸い違うし。こっち（横浜）はこっちで（みずほ）ペイペイはペイペイで。その時に全力を尽くすっていうのはそうなんでしょうけど。野球界で育てられ、野球界に恩返ししていくっていう意味では、そういう視点は必要じゃないかなと思いますけど。だから恥ずかしくないふさわしいプレーをするってのは大事かなと思いますけど」 　―午前中は監督自身もワールドシリーズを見る。 　「多分全部見ます」 　―そこからヒントもある。 　「それはあんまりないかもしれないですけど」 　―山川穂高のホームランが初戦から出れば乗っていける。 　「理想は理想ですよね。そこは僕は決めた後はやるのは選手なので。送り出すまでが僕の仕事なので」 　―CS同様に主力がどっしりした戦いを。 　「もちろんそうですし。あとはこの舞台に立てなかった、40人枠から外れたチームメイトのためも含めて選ばれた選手なので。あとはパ・リーグの他の5球団も含めて代表して舞台に立つわけなのでね。そういう自覚をもってやります」 　―（初戦先発の）有原航平への信頼度は増している。 　「エースは監督がつくるもんとか呼ぶもんじゃないとは思いますけど、それは1年通しての働き、一番はファンが認めるのがエースであり4番だと思うので。そういうふうに今のホークスにとっては彼がそういうポジションですね」 　―セ・リーグ主催の敵地では継投が重要に。 　「そうですね。それはセ・リーグならではで。当然中盤、ビハインドの仕掛けというか、ピッチャー交代は早くなりますよね。だって（投手が）打席に立つので」 　―球団の掲げる世界一にも関わってくる。 　「現時点ではそういう（米国の）チャンピオンとの決定戦はないですけど、これは（春季キャンプ開始前日の）1月31日にも言ったように、そこに出るにふさわしいチームになっておくことが大切なので。それが目的、目標はそのために日本一。目標の先に目的があるということです」 【#OTTOホークス情報】