第94回選抜高校野球 市和歌山 選手ら40人、献血協力 /和歌山
<センバツ2022> 新型コロナウイルスの感染拡大で、献血量の不足が危惧される中、センバツに出場する市和歌山の選手らが7日夕、同校近くのスーパー駐車場に設けられた会場で献血を行った。練習を休みとしたこの日、放課後に献血できる16歳以上の選手をはじめ、半田真一監督(41)やコーチらも含め約40人が協力した。 市和歌山は5年ほど前から定期的に協力している。県赤十字血液センターの逢坂泰弘・推進係長(44)は「甲子園出場を控えながら、血液が不足する冬場に継続して献血してもらいありがたい。選手には卒業後も活動を続けて広げていってほしい」と感謝していた。 県赤十字血液センターによると、県にも「まん延防止等重点措置」が適用された影響で、2月に予定していた企業献血は5会場で中止となった。11~13日の3連休は献血バスが「イズミヤ 紀伊川辺店」をはじめ、商業施設などに出向く。逢坂係長は「今は少しの不足だとしても雪だるま式にどんどん足りなくなってくる。街頭献血に協力いただきたい」と呼び掛けている。【橋本陵汰】