「“義理の父親”と一緒にお風呂に入れば?」10歳のとき性的虐待を受けた女性。実の母親に打ち明けた結果…衝撃の一言
本来子どもの成長において、親の存在は必要不可欠。ただ、子どもに悪影響を及ぼす“毒親”と呼ばれる親もいる。この言葉は世間に浸透しつつあるが、実態を知るものはどれだけいるだろうか。 「暴力、教育虐待、性的虐待、経済的虐待……すべてのジャンルの虐待を、実父と継父から経験しました」と話す25歳女性のumiさんに、毒親被害を赤裸々に語ってもらった。前回、実父による痛ましい虐待の実情を伺った彼女に、今回は継父による虐待被害を聞いていく。 ⇒【写真】児童相談所の担当者からもセクハラ発言をされたという
継父から受ける性的虐待
「母親が再婚した男性から性的虐待を受けていたのは、小学5年生から中学1年生までの3年間でした。その期間は本番も求められて……。記憶がある限りでは5回くらいかな。生理も始まった頃なので、『妊娠しちゃったらどうしよう』と怯える日々でした」 このことは自分でもショックが大きく、記憶があまりないと語る。 彼女が小学5年生のとき、母親が実の父と離婚。そして継父と再婚したのは翌年6年生のとき。しかし性暴力は、母親が実の父と離婚する前から始まっていたという。 「離婚する前、後に義理の父親となる人とすでに出会っていました。実の父と離婚していないのに『結婚を前提に子どもたちにもぜひ会いたい』とその方に言われたようで、わたしたちきょうだいも一緒に行くことになったんです。きょうだいは兄と弟ですが、唯一の女子である私にだけ明らかにデレデレしていて、気に入られているのがわかりました。その初対面の日、お母さんが『一緒にお風呂に入れば』と言い出して、断れずに入ることになってしまって……。その人は大きい会社で働いていたので、母は金銭的に余裕がある人と結婚したかったのだと思いますが、お風呂に入ることで私を差し出そうとしたのか、それとも本当にデリカシーがないのか、理解に苦しみます」 小学生とはいえ高学年を目前にした女の子は、否が応でも「女」であることを突き付けられる時期だ。平たかった胸がふくらみ始め、生理が始まり、肉付きも女性らしくなっていく。 身をもって「女」を自覚させられた彼女たちは、男性を区別し、たとえこれまで関係がよかった父親でさえ、言いえぬやり場のない感情を持つこともしばしばだ。 「母親が離婚する前の継父とのエピソードはまだあります。新居に引っ越そうとお家の内見をしている最中、みんなが見ていないところで胸を触られたりもしました。泊まりに行ったときは、胸を1時間以上触られたこともあって……。本当に怖くて、気持ち悪くて、嫌でした」 そして母親は実の父と離婚し、直後にこの男性と再婚。それ以降はそんなことが日常茶飯事になったという。 「一緒に住み始めてからは、毎日のようにお風呂を覗かれたり、寝ているときに胸を触られたり……。変に刺激すれば本番に進んでしまうかもしれないという恐怖もあって、抵抗もできずに耐えることしかできなくて。パンツに手を入れられたりすることもよくあったし、すべて義理の父の気分次第という感じでした」