初夏は「水虫」が感染しやすい季節!やってはいけない6つのこと
実は、5人に1人が悩まされている水虫。水虫にかかっている人は、日本では約2,500万人と推定されています*1。もともと水虫は男性に多かったのですが、最近では男女差が少なくなっています。特にブーツ、パンプス、ストッキングなどを長時間はく人は注意が必要です。水虫の原因と、感染を防ぐためにやってはいけない6つのことを、女性医療ジャーナリストの増田美加が皮膚科専門医の堀内祐紀先生に聞きました。 *1 日本皮膚科学会雑誌2001;111:2101‐2112 【画像】夏になると気になる足の臭いをケア
水虫の感染を防ぐためにやってはいけない6つのこと
堀内先生:環境中にいる白癬菌は、少なくとも月単位、場合によっては1年以上も生存している可能性があります。お風呂上がりなど足が濡れていれば、24時間ほどで感染が成立する可能性もあります。感染を防ぐためのポイントをまとめました。 NG1:床やマットをこまめに掃除しない 床に白癬菌がいて、裸足で歩くと感染してしまう可能性があります。ハイハイする赤ちゃんや小さな子どもにもうつります。床は毎日掃除機をかけ、マットはこまめな洗濯、天日干しをしましょう。 NG2:靴を毎日はき替えない 靴を乾燥させることが大切。抗菌のインソールを使用したり、乾燥させるためにも、なるべく同じ靴を毎日はかずに何足かをローテーションで履きましょう。 NG3:温泉やスポーツジムなどのあとに足を洗わない 裸足で利用する施設を利用したあとは、24時間以内に必ず足を洗いましょう。 NG4:バスマットをほかの人と共有する 足水虫や爪水虫のご家族がいる場合、バスマットやスリッパは共有せず、バスマットは毎日洗いましょう。 NG5:足や爪の傷を放置する 足の裏や足の爪はチェックがおろそかになりやすい場所です。毎日、お風呂で傷がないかどうかチェックしましょう。 NG6:趾の間や爪のまわりをしっかり洗わない 足は毎日洗いましょう。特に、趾の間、爪のまわりは石鹸で丁寧に洗います。