新NISAへの関心の高さが顕著に表れた「2024年ビジネス書ランキング」ベスト10
2024年 最も読まれた「ビジネス書」「著者」ランキング 総評 本の要約サービスflier編集部
2024年 最も読まれたビジネス書ランキング第1位は、『【新NISA完全攻略】月5万円から始める「リアルすぎる」1億円の作り方』でした! 今年からさらに使いやすくなった国の投資制度、新NISAへの関心の高さがわかります。 そして、第2位は『「説明が上手い人」がやっていることを1冊にまとめてみた』でした。刊行もflierでの要約のリリースも、2022年のことでしたが、2023年のランキングよりもさらに注目度を上げています。 また、全体のランキングを見てみると「お金」「業務効率」「コミュニケーション」に関する書籍が多くランクインしていることがわかります。 1位、8位『きみのお金は誰のため』、10位『本当の自由を手に入れる お金の大学』がテッパンの「お金本」としてランクイン。3位『無くせる会社のムダ作業100個まとめてみた』、6位『デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか』は、自分の時間を有効に使いながら、成果も上げられる「業務効率」のイロハを教えてくれる良書です。 2位、5位『頭のいい人が話す前に考えていること』は、仕事や人間関係の中での「コミュニケーション」を円滑に進めることができるコツを学べる書籍です。タイトルに「説明が上手い人」「頭のいい人」などの言葉が使われていることからもわかるように、各分野で優れた人々の仕事術や思考法をまとめた書籍が多く、成功者から学びたいと考えるビジネスパーソンが多かったことがわかりました。 2024年の新刊は、4位『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』と9位『ユニクロ』がランクインしました。どちらも書店で見かけない日はなかった、2024年を代表するビジネス書です。flierでも人気を博していました。 そして、2024年 最も読まれた著者ランキング第1位は、作家の有川真由美さんでした。有川さんの著作は誰もが気になるテーマをやさしく解説してくれる本ばかりなので、間違いない1位だと感じます。 これに、心理学者、精神科医、脳科学者の皆様が続きます。2位の内藤誼人さん、3位の樺沢紫苑さん、そして、4位に『新版 科学がつきとめた「運のいい人」』で知られる中野信子さん。感覚的な人間の慣習を科学的に説明してくれる本が多く、どうすれば自分を変えていけるかの具体的なヒントも得られるのが特徴です。 そして、2024年『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』で一躍注目を集めた三宅香帆さんが、8位にランクイン。本書含め、2024年に公開した要約は2冊のみ。彼女の注目度の高さがわかります。 第一線で活躍している方々から学びたいと考えるビジネスパーソンのニーズが色濃く反映されたランキングとなりました。
PHPオンライン編集部