領域を超え、食の未来を考える。世界のイノベーター100名が登壇「SKS JAPAN 2024」開催レポート
共創により実現する、2050年の食システム
領域の垣根を越え、さまざまなステークホルダーがビジョンを共有したSKS JAPAN 2024。個々の取り組みは動き出したばかりだが、共創は大きなパワーとなり、未来の食のカタチをつくりだしていくのだろう。小杉氏がセッション内で示した一枚の絵「Food Ark 8(食の未来丸8号)」は、今回のイベントを象徴している。 小杉氏「300m級の巨大なコンテナ船でバーティカルファーミングを行い、食品を生産します。また食の大学や寮も設け、研究技術も結集します。地震が起これば被災地の沿岸に船が出動し、食料を供給したり、人を住ませたりすることも可能です。この構想を2050年に実現すべく、要素技術に私たちが投資をしていく。大きなビジョンを示すことで、スタートアップにも集まってもらう。そんな思いを込め、この絵を作成しました」 人間にとって不可欠な存在であり、幸せをもたらす食。多くの課題を乗り越えることで、2050年にはサステナブルな食のシステムが完成するのかもしれない。イノベーターたちが挑む社会変革に、今後も注目したい。
取材・文:相澤優太/写真:水戸孝造
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