ユニクロの全世界店舗数が2500店舗を突破、今秋には欧州事業初の駅ナカに出店
「ユニクロ(UNIQLO)」の全世界の店舗数が、2500店舗を突破した。2024年に40周年を迎えた同ブランドは、今春にイタリア・ローマ、スコットランド・エディンバラ、フランス・ニース市街に初の店舗をオープンし、新規都市への出店を拡大しているほか、中国・武漢では初の地域旗艦店を開店。今秋には欧州、北米、アジアで、「LifeWear」のショーケースとなる主要20店超を含む新店舗のオープンを予定している。今後は、特に近年「あらゆる人の生活を豊かにする究極の普段着」というLifeWearのコンセプトが共感を得て、ブランド認知と顧客層が拡大している欧州および北米で出店を加速し、グローバル事業を拡大していくという。 【写真】今春オープンした「ユニクロ ローマ コルソ通り店」(イタリア)
同ブランドは、欧州では引き続き新規都市および主要都市一等地への出店を進め、LifeWearのブランディングを強化。ポーランドに初の常設店舗をオープンして同国に正式出店するほか、オランダ・ロッテルダムに初店舗を構える。また、イタリアの首都ローマにおける2号店として、欧州有数の鉄道駅ローマ・テルミニ駅構内に欧州事業初の駅ナカ店舗を開店。ロンドン中心部では、主要ターミナル駅のキングス・クロス・セントパンクラス駅周辺の大規模再開発エリア「Coal Drops Yard」に出店する。そのほか、デンマーク・コペンハーゲン、オランダ・アムステルダムでそれぞれ2号店となる店舗を含む、計6店舗の新店舗を欧州にオープンする。 北米では、10月に米国南部のテキサス州に初出店。また、今秋だけで同州の主要都市ヒューストンとダラスを含め、州内に計5店舗をオープンする予定だ。西海岸のカリフォルニア州にも6店舗を新たに構え、店舗網を拡大していく。 アジアでは、韓国・ソウル中心部の大型商業ビル「Lotte World Mall」に同国最大のユニクロ店舗をオープンするほか、タイ・バンコクに、海外で初となる新しいデザインのロードサイド店舗を出店。同ロードサイド店舗は、服を買う店舗ではなく「お客様が集う店舗」、「ユニクロの企業姿勢を知っていただく店舗」であることをコンセプトとして、2023年4月に日本にオープンした「ユニクロ 前橋南インター店」が原型となっている。また、2019年に初出店したインドでも、主要都市への出店を予定している。なお日本では、新宿中心部に出店する「ユニクロ 新宿本店」を含め、主要店舗計5店舗をオープン。都市部ではインバウンドを追い風に、住宅地においては購買者の日常生活により近い立地で、便利で買い物しやすい店舗網への刷新を目指していく。