Netflix「動画配信で成功」を実現できた企業文化、経営者だけでなく従業員にまで浸透している
投資家として会社の起業家精神を判断するうえでは、CEOとの面談を重視している。面談のなかでは、CEOが時代の変化を捉えようとしているか? 新しい挑戦を行なう姿勢を持っているか? それを会社全体のカルチャーとして普及させる努力を行なっているか? 従業員の起業家精神が適切に評価される仕組みが構築されているか? といった点を確認する。 また、CEOのみならず従業員の方と対話をするのも有益だ。従業員の方は、当然、投資家とのコミュニケーションのプロではないため、会社のカルチャーをありのままに反映していることが多い。起業家精神が浸透している会社と、浸透していない会社とでは、従業員の方の話の熱量に大きな違いを感じることができる。
森 憲治 :公認会計士、米国証券アナリスト