タワーマンションへの入居を検討しています。よく低層階は安いと聞きますが、金額のほかにメリットはあるのでしょうか?
タワーマンションの購入を考える際、多くの人が高層階の景色に惹かれがちですが、低層階にも注目するメリットがあります。低層階の価格は、高層階に比べて一般的に低い設定だといわれていますが、それ以外にもさまざまな利点が存在します。 この記事では、タワーマンションの低層階と高層階の具体的な相場を比較してご紹介します。また、タワーマンションの低層階のメリットとデメリットについても解説しているため、タワーマンションを購入しようと検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。 ▼アパートの1階と2階で「家賃」はどれだけ変わる? 1階暮らしのメリット・デメリットも紹介
タワーマンションの低層階と高層階の相場を比較
タワーマンションは多くの場合、分譲用で建てられますが、なかには賃貸として貸し出している場合もあります。 今回は、賃貸としてタワーマンションの部屋を借りた場合を想定して、賃料の相場を比較します。同じタワーマンション内でも、階数によって家賃や管理費・共益費に差が出ています。 東京都豊島区の22階のタワーマンションで1LDKの場合、19階の部屋の家賃が15万8000円、管理費・共益費が1万2000円です。年間の費用は合計で204万円となります。5階の部屋の家賃が14万7000円、管理費・共益費が1万2000円です。年間の費用は合計で190万8000円となります。 差額を計算すると、家賃は1万1000円、年間の費用が13万2000円です。 東京都港区の39階のタワーマンションで1LDKの場合、16階の部屋の家賃が31万3000円、管理費・共益費が1万5000円です。年間の費用は合計で393万6000円となります。4階の部屋の家賃が30万5000円、管理費・共益費が1万円です。年間の費用は合計で378万円となります。 差額を計算すると、家賃は8000円、管理費・共益費5000円、年間の費用が15万6000円です。 前述のデータから、賃貸のタワーマンションの家賃の相場は、約15万円~30万円ということが分かります。また、同じタワーマンションでも高層階と低層階で家賃の差が見られます。 上記の賃料は平均価格であり、地域やマンションの築年数などによっても変わりますので、参考程度にしてください。なお、分譲マンションの場合は固定資産税も1階上がるごとに0.26%上がるといわれており、さらに費用がかかる可能性があります。