アラフォー副業Webライターが月10~20万円稼げるようになるための必須条件
「もうすぐ子どもが小1、今の働き方に不安を感じる。今のうちに自分の働き方の選択肢を増やしておきたい」 「子どもと過ごす時間を増やしたいから、ゆくゆくは在宅でできる仕事をしたい」 【画像で確認】ライター1年目。初年度の「収入推移」どう変わった? そんな気持ちから、在宅でできる副業に興味を持つ子育て世代の会社員が増えています。しかし育児、家事、仕事の忙しさから副業する時間なんてなかなか作れない、という方も多いのではないでしょうか。 副業Webライターとして活動中のかばたあきこさん(@ako_kabata_w)は、小3と年中の姉妹を育てながら会社員としてフルタイム勤務をされています。もともとは育児と会社員の両立だけで精いっぱいだったというかばたさん。しかし育児と会社員の両立をいつまで続けられるか分からない、そんな不安から副業でWebライターの仕事を始めたそうです。副業Webライターを始めたことで自分の中で働き方の選択肢が増え、将来への不安も減ったとおっしゃっています。 Webライターの仕事を続けていくには「継続案件」と呼ばれる定期的に発注をしてくれる発注主の存在が欠かせないとのこと。今回は、かばたさんに継続案件を受注するために行った経験談をお伺いしました。 ■副業Webライターの必須条件、継続案件を受注するには? Webライターのかばたあきこです。 私は将来への不安から副業を始め、現在はWebライターとして月10~20万円程度の収入が得られるようになりました。私がこのように毎月一定の収入が得られるようになったのは、1年以上継続して発注してくださっている発注主の方々がいらっしゃるからです。 継続案件とは同じ発注主から継続して案件をいただけることです。 継続案件では新しい案件を探すなどの執筆以外にかかる時間が短縮できますので、作業時間の少ない副業ライターにはありがたい存在。今回はどうしたらこのような継続案件を受注できるのか?私が行ってきたコツをご紹介します。 ■(1)レギュレーションを守る レギュレーションとは執筆のルールです。記事の雰囲気(固い記事か、くだけた文章でもいいのか)や、使用してはいけないNGワードなどが記載されています。発注主によって、細かく決まっている場合もあれば、過去記事を参考にしてほしいと言われるだけで明確な指示がない場合もあります。 このレギュレーションは発注主との約束事です。 どんな仕事であれ約束事を守る人と継続して仕事をしたいと思うはず。レギュレーションを熟読してルールを守るのが基本です。 私の場合は、レギュレーションを自分なりの箇条書きのメモに書き起こす、記事を書いたら必ず見直しする、自分が過去にミスした箇所や発注主から修正依頼のあった箇所をまとめてメモしておくなどの工夫をしています。 ■(2)読みやすい文章を書く Web記事の読者が読みやすい文章を心がけることも重要です。 家族や友人とのメッセージのやり取りで、読みやすさを意識することはなかなかありませんよね。しかし、Webで何か調べものをしている時などに読む記事では、流し読みになる方は多いのではないでしょうか。このためWeb記事では、流し読みでも読みやすいように発注主が文章の修正を行うケースが多いです。 発注主の修正箇所を少しでも減らせるよう、読みやすい文章を書くことも継続案件につながります。私の場合は一文を短くする、語尾の連続や冗長表現を避けるなど、気を付けているポイントがいくつかあります。 ※一文を短くする;一文が長すぎる文章では、主語と述語がどれか分からないなど、分かりにくい文章になりがちです。一文は60文字以内におさえるようにするのが基本です。 ※語尾の連続;語尾の連続とは「ます。」「でした。」といった文末が「~ます。~ます。」と何度も連続すること。3回以上連続すると違和感を覚える読み手が多くなると言われていますので、語尾の連続は2回以内におさえるのが基本です。 ※冗長表現;なくても文章が成り立つ言い回しを冗長表現といいます。具体的な例としては「~することができる」は「~できる」だけで意味が通じます。また「まず最初に」など意味が重複している表現も「まず」か「最初に」のどちらかだけに省略できます。 このような気を付けるポイントを学ぶために、基礎的なライティングスキルを磨く必要があります。基礎的なライティングスキルを磨く方法として、私は以下の2つを行ってきました。 1つ目は書籍。古賀史健さんの『新しい文章力の教室』、中村昌弘さんの『経験ゼロから確実に稼げるようになる Webライターフリーランス入門講座』などがおススメです。 2つ目はインターネット上の情報で勉強する方法です。有料の教材や、無料でも読める有益な情報もあります。「Webライター」「ライティングスキル」などで検索してみてはいかがでしょうか。YouTubeなどの動画コンテンツも多く配信されていますよ。 ■(3)+αの提案で発注主と信頼関係を築く (1)(2)が十分にできている場合は、+αの提案をして発注主と信頼関係が築けるように挑戦するといいと思います。 私の場合は「執筆中に細かな判断に迷う場合は両方の候補を作成する」「画像があった方が説明しやすそうな場合には簡単な画像を作成してみる」といった小さなアクションから行っています。 もちろん発注内容とかけ離れてしまうような提案や自分にとって大きな負担になる場合は、発注主と相談してからにします。しかし発注主にとってデメリットがないと考えられる場合は積極的に提案を行うようにしています。 大切なのは自分が記事を納品した後に発注主がどのような作業をするか?発注主がどうしたら楽になるのか?を考えてみることです。ぜひ挑戦してみてください。 ■(4)直接対話する機会を作ってみる Webライターの仕事は基本的にオンライン上で全て完結します。しかし直接対話する機会があれば信頼感が増すことが多いのも事実です。 私の場合、Zoomなどのオンライン面談に積極的に参加するようにしています。 他にも、発注主が参加しているオフ会や発注主がブースを出展している展示会に行って、直接発注主とお会いする機会を作ったことも。 そういった場の雑談の中から継続依頼をいただいた経験もあります。 絶対必要というわけではありませんが、やはり対面だと雑談もしやすいので継続案件につながる機会も増えるのではないでしょうか。 * * * 今回は副業Webライターのかばたあきこさんから継続案件につながるアクションについてお聞きしました。少ない時間で成果をあげたいというWebライターは継続案件の受注を目指してみてはいかがでしょうか。 ▶プロフィール かばたあきこ 小2と年少児を育てるアラフォーママ。フルタイム会社員として働きながらWebライターとしても活動中。副業Webライターになるまでを綴ったkindleも発売しています。 文=YY