有馬記念でキングカメハメハ系が勝てば史上初! 今年はベラジオオペラら参戦
今年の有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)の血統的なトピックの一つが、キングカメハメハ系の初制覇なるかだ。 【写真】ベラジオオペラこれまでの軌跡 これまでキングカメハメハ系は延べ37頭が有馬記念に参戦している。その内訳はキングカメハメハ産駒が25頭、ドゥラメンテ産駒、ルーラーシップ産駒、ロードカナロア産駒がそれぞれ4頭。18年のレイデオロ(2着)、19年のアーモンドアイ(9着)と1番人気に推されたことも2回あるが、4回ある2着が最高着順。今では有馬記念を勝てないことはキングカメハメハ系の七不思議となっている。 今年は種牡馬別ではキングカメハメハ産駒がシュトルーヴェ(セ5、美浦・堀宣行厩舎)、スタニングローズ(牝5、栗東・高野友和厩舎)、ハヤヤッコ(牡8、美浦・国枝栄厩舎)の3頭。 残りは1頭ずつで、ドゥラメンテ産駒がスターズオンアース(牝5、美浦・高柳瑞樹厩舎)、ロードカナロア産駒がベラジオオペラ(牡4、栗東・上村洋行厩舎)となっている。 とりわけ注目は大阪杯覇者のベラジオオペラ。秋初戦の天皇賞(秋)は6着だが、完調手前を考慮すれば上出来といえる内容だった。今回は体調アップが見込める上、小回りの中山替わりもプラス。前々から押し切るシーンがあってもいい。また、昨年2着のスターズオンアースにも要注目。今年2戦は精彩を欠いているが、ともに休み明けだった。本領発揮なら能力的に引けを取ることはない。 今年こそジンクス克服となるか。天国のキングカメハメハに吉報が届くことを期待したい。