【ヒョンデ・アイオニック5長期レポート1】EVキャンプは無限の可能性!
手元にあることが嬉しい
ヒョンデ・アイオニック5が、8月1日より、長期レポート車としてAUTOCAR編集部にやってくることになった。そして偶然にも8月1日に編集部に加入することになった私、平井が、レポートを担当させて頂くことに。 【写真】ヒョンデ・アイオニック5で訪れた「EVサマーキャンプ2024」 (122枚) といっても、これまで長年、自動車メディアには携わってきたものの、再上陸したヒョンデの取材はご縁がなく、アイオニック5は触れるのも初めて。デザインがいいクルマだな……と軽く思っていた程度なので、まずはクルマを知ることから始めた。 ヒョンデは現在日本で、EVのアイオニック5、そのハイスペックモデルであるアイオニック5N、もう少しコンパクトなEVであるコナ、そして水素電気自動車(FCEV)のネッソをラインナップ。 アイオニック5は、ベースグレードのRWD(170ps/479万円)、ヴォヤージのRWD(217ps/519万円)とAWD(前95ps+後210ps/549万円)、ラウンジのRWD(217ps/559万円)とAWD(前95ps+後210ps/599万円)の5グレード展開で、レポート車はラウンジのAWDとなる。 ボディサイズは全長×全幅×全高が4635×1890×1645mmで、ホイールベースはなんと3000mmと長大。一充電走行距離(WLTCモード/自社測定値)はレポート車が577kmで、RWDモデルは618kmだ。 デザインは、アイオニック・ブランドを象徴するパラメトリックピクセルと呼ばれる小さな正方形の意匠を組み合わせた前後ランプ回りが特徴的。個人的な印象としては、フォルム自体はシンプルながら、サイドのプレスラインが大胆だったりして、とにかく新鮮な印象だ。 実は現在ヒョンデのデザインを率いるルーク・ドンカーヴォルケ氏は、ランボルギーニ時代にムルシエラゴやガヤルドを手掛けた人物。個人的に当時、何度も取材させて頂いていて、シンプルさと大胆さの融合が実に彼らしいと感じた。手元に来てから約1週間でこの原稿を書いているが、正直に書けば、このデザインだけでも手元にあることが嬉しいと、すっかり愛着が湧いてしまった。