【闘病】突然の『心筋梗塞』で緊急搬送2回 過去の自分に「タバコやめろ」 大動脈解離も経験して
編集部まとめ
心筋梗塞も大動脈解離も突然のことで、松山さんをはじめご家族もとても驚かれたことと思います。一命と取り留めた松山さんは、「日常にない異常を感じたら躊躇わず救急車を要請すべきです」とおっしゃられていました。いざというとき、救急車を呼ぶには勇気がいるかと思いますが、勇気ある行動で救える命があるはずです。 なお、Medical DOCでは病気の認知拡大や定期検診の重要性を伝えるため、闘病者の方の声を募集しております。皆さまからのご応募お待ちしております。
体験者プロフィール:
松山 優一 さん(仮称) 1955年生まれ、鹿児島県在住。妻と娘2人の4人家族(長女は独立、次女は同居)。診断時の職業は会社役員。2016年に健康診断で腹部大動脈瘤が見つかる。径が大きくなかったため経過観察をしていたが、2017年10月に急性心筋梗塞の発作が起こり、救急搬送され、カテーテル治療を受ける。この際、補助ポンプ挿入時に腹部大動脈瘤が弊害となったので、11月に動脈瘤のステントグラフト術による処置を受ける。2019年9月に2回目の急性心筋梗塞の発作が起こり、カテーテル治療を受ける。2023年1月、急性大動脈解離(スタンフォードB型)による大動脈破裂が起こる。破裂により胸腔に血液が溜まり、血気胸になる。また、解離の合併症により脊髄虚血となり、対麻痺がおこる。現在は薬の服用とリハビリを続け、通院加療を継続している。
記事監修医師:
小鷹 悠二 先生(おだかクリニック) 福島県立医科大学医学部卒業 / 専門は循環器内科 / 2009/4月~2013/3月 宮城厚生協会坂総合病院 / 2013/4月~2017/3月 東北大学病院循環器内科・同大学院 医員 / 2017/4月~2018/5月 仙台オープン病院 循環器内科医長 / 2018/5月~ おだかクリニック 副院長 / 診療所での外来業務に加え、産業医、学校医としての業務も行っている。 また、医師業務以外の副業も積極的に行っており、ビザスクなどを通して企業の医療アドバイザー業も副業として行っており、年間70社以上の会社にアドバイザーとして助言を行うなどしている。 ライティングも行っており、m3.comや、Ubie病気のQ&Aなどにて定期的に執筆活動を行っている。 ※先生は記事を監修した医師であり、闘病者の担当医ではありません。