「私なら気づいたと思う」テニス界の女王が“水原スキャンダル”を蒸し返す! 「ESPY賞」の表彰式で“痛烈ジョーク”
女子テニスのセリーナ・ウィリアムズが現地時間7月11日(日本時間12日)、米スポーツ専門局『ESPN』の年間表彰「ESPY賞」の表彰式に司会者として登壇。米メディア『HuffPost』によると、セリーナが「スポーツ界の男女間の賃金格差がいかに不合理であるかを、強烈なオチで証明した」と伝えている。 【動画】「ESPY賞」の表彰式にセリーナ・ウィリアムズが家族と一緒に登場 記事によれば、「テニス界のレジェンドは “今年のスポーツ界で最もクレイジーな話”のひとつとして、ドジャースのスター選手、ショウヘイ・オオタニが元通訳のイッペイ・ミズハラから2年間で1600万ドル以上を騙し取られていたことが調査で判明したことをからかった」とある。 水原被告は、大谷の口座から約1700万ドル(約26億5200万円)を盗んだとする銀行詐欺などの罪で訴追されたが、セリーナはこの一件を“今年のスポーツ界で最もクレイジーな話”と称した。 セリーナは「みなさん、男性アスリートは女性アスリートよりはるかに多くの給料をもらっているので、1600万ドルを失っても気づかないのです」と述べた上で、「私なら気づいたと思う」とジョークの一つとして語ったという。 同メディアは、水原スキャンダルについて「同じことが女性アスリートに起こるとは、ほとんど想像できない」と説明した。 スポーツビジネス専門サイト『Sportico』によると、昨年のプロスポーツ界で最も稼いだ女性選手はテニス・チャンピオンのココ・ガウフであると紹介し、ガウフの年収は2300万ドル弱で「スポーツ界で最も稼ぐ選手に比べれば微々たるものだ。サッカー界のスターであるクリスティアーノ・ロナウドは、年俸と高額なエンドースメントを合わせて2億7500万ドルを稼いでいる」と、スポーツ界の男女間の賃金格差を提示していた。 この日、またも蒸し返されてしまった水原スキャンダル。通算23度のグランドスラム優勝経験を持つ彼女の発言は、ただのジョークと捉えるべきなのか、賛否が分かれそうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]