【井上尚弥と一問一答】まずは勝ちに徹すること
「ボクシング・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(24日、有明アリーナ) 【写真】公開練習でサンドバッグを打ち込む井上尚弥 パンチが早すぎて見えないほど! ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者、井上尚弥(31)=大橋=が4日、IBF・WBO同級1位のサム・グッドマン(26)=オーストラリア=の挑戦を受ける防衛戦(24日、有明アリーナ)に向け、横浜市の大橋ジムで練習を公開した。尚弥はグッドマン戦を来年の海外進出に向けた重要な一戦と位置づけている。2025年は初戦が米国になる可能性や、海外での試合が増える可能性が高くなることを踏まえて、今後は貴重になってくるであろう母国でのファイトを、ライブ観戦することを呼びかけた。井上尚弥との一問一答は以下の通り。 -1年に3試合は2017年以来になる。 「意識だったり、ボクシングに対する向き合い方だったりも、すごく変わってきている。体に対してもトレーニング内容に対してもしっかりと向き合うことができている」 -最近は相手がディフェンシブ。そういう相手を倒す練習は。 「そういう練習もしているけど、まずは勝ちに徹すること。判定でもという気持ちでやっているので、勝ちにつなげることが一番大事なのかなと思っている」 -グッドマンの印象。 「警戒すべき点と、こうしていかなければならないという点を持ちながら練習している。この場で話せることはないけど、そういう意識を持ってトレーニングしている」 -10年間世界王者を保持している。どんなことを思っているか。 「王座を守り続ける、勝ち続けることに対して、大変とかそういう思いを持って過ごしてきたことはない。ボクシングが好きで、強くなりたくて、強いヤツと戦いたくてっていう思いでやってきた結果がこの10年だと思っている。ボクシングが好きであり続ける以上、この先もその気持ちは変わらないと思っている」 -目指す最高到達点は。 「一つ一つ結果を出してクリアしていった先に自分の満足する、納得する場所にいられたらいいなと思っている」