関電が金品受領で再び会見(全文1)元助役から総額約3.2億円分を受領
金品の受領と返却状況の調査結果
まずは金品の受領と返却状況に関する調査結果についてご説明いたします。報告書の最後に添付いたしております別添1をご覧ください。一番左の列に、調査対象となりました26名を記載しております。このうち20名が金品を受領しており、右側にそれぞれ受領した金品の金額や枚数等、返却状況をお示ししております。この資料では合計金額等が記載されておりませんので、A4横向きの参考1をご覧ください。金品につきましては表の左下の合計欄をご覧ください。現金1億4501万円と、商品券6322万円、米ドル1705万円を合わせますと、およそ2億2000万円になります。その他物品については、金貨が368枚、金杯が8セット、金が500グラム、スーツが75着となっています。金貨やスーツ等の物品について一定の金額換算をした上で合計しますと、右下の約3.2億円となります。これらが前回申し上げた人数と金額となります。 これらにつきまして、前回の会見では儀礼の範囲のものなどを除いて、全て返却を行っていると申し上げました。この際、スーツにつきましては中元、歳暮などと同様に儀礼の範囲内のものと整理しておりましたが、相応の金額であることから、今回あらためて良識の範囲を超えるものと整理し直したいと考えております。さらに全て返却との説明に関しましては、左下に記載しております一部の現金170万円と、商品券297万円を合わせた約470万円につきましては、ご遺族と面談できない状況にあり、お返しできておりません。こちらにつきましても、おわびして訂正させていただきます。誠に申し訳ございませんでした。 表の一番下に返却状況を記載しております。右端の合計欄に記載のとおり、平成29年の年末までに約1.2億円分の現金や商品券、金貨等を返却しております。その後も返却する努力を続けまして、現在までにさらに1.6億円分の金品を返却しております。現時点で返却できていない約470万円の現金、商品券と、すでに費消したスーツ61着分については、引き続き返却する努力を尽くしてまいります。 ここまでが全体の金品の受領と返却状況です。そのうちの役員6名について、A4縦の参考資料2にお示ししておりますが、本日私からの説明は省略させていただきます。