【ボートレース】2節連続で予選突破と波に乗る上原崚「練習はうそつかない」~桐生ルーキーシリーズ
◆ルーキーシリーズ第21戦(1日・ボートレース桐生・前検日) 上原 崚(29)=東京(初日5、9Rに出走) 沖縄出身のイケメンレーサーが徐々に頭角を現している。2節前の地元・平和島で同地初となる準優勝戦進出を果たし、前節の浜名湖でもセミファイナル進出を決めるなど「良いリズムで来ていますよ」と胸を張る。 2019年11月にデビュー。昨年2月に多摩川で行われた「ルーキーシリーズ第2戦」では3コースからまくり差しでデビュー初優出Vを飾った。インの石丸海渡、2コース松山将吾、4コース松本純平らを相手に快勝し「格上の先輩たちに勝って優勝できたことが、すごく自信になった」と笑顔で振り返った。 今年は4度の優出で2025年前期適用勝率はキャリアハイの5・17をマーク。「最近は全速スタートを心掛けていて、それが徐々に結果へと結びついてきた」と分析する。那覇市育ちで名門の興南高校野球部出身。高校時代の猛練習で培った肉体面や強いメンタルには自信を持っている。 ボートと野球の共通点は「当たり前かもしれませんが、練習をしないと本番で結果が出ない。練習はうそをつかないってことは、野球もボートも一緒です」とうなずく。さらに、いつも支えてくれているシングルマザーの母には「たくさんの勝利を届けたい」と日頃の感謝を結果で恩返しすることを誓った。 今回手にした20号機は、2連対率32・1%(前検時)と数字的には高くはないが「足自体は普通。すごくやられる感じはしなかった」と前向きの様子。「準優、準優と来ているので、今回は絶対に優出したいですね」と目を光らせていた。
報知新聞社