中日・大野奨太コーチ、捕手陣に『オタク化』せよ!投手を「徹底的に知る」「変化に気付く」「コミュニケーション取る」ことを求める
来季から1軍のバッテリーコーチとなる中日・大野奨太コーチ(37)が13日、『子ども夢プロジェクト』で名古屋市内の施設で約35人とふれあった。来季から捕手8人をまとめる同コーチは、捕手陣に『各投手を徹底的に知れ』とオタク化を求めた。 相手を知ることが女房役としての第一歩。来季から1軍バッテリーコーチとして捕手陣をまとめる大野コーチ。8人の捕手たちに求めたのはオタク化だ。「ピッチャーのことを徹底的に知って、ささいな変化に気付いてほしい。そのために日々観察して、コミュニケーションを取ってほしい」と求めた。 自身の経験談がそうさせる。「細かいところを見ていた。くせになっていた」。先発投手であるなら、球場入りの時間から、試合前のルーティンを観察していた。何かが違えば、仮説を立てる。「体の調子、気分の持ち方、何かが普段と違うはず」。声の掛け方、ミットの構え方、全てに通ずると考えていた。細かな観察を積み重ね、ダルビッシュや大谷との信頼関係を築いてきた。 扇の要を狙う竜の捕手陣は8人。実績ある木下、加藤匠、宇佐見の3人を石橋、ドラフト4位の石伊(日本生命)、味谷、山浅、育成・日渡が追いかける構図。「年上の3人は経験があるのを知っている。期待値を上回ってほしい」と注文。一方、若手に求めるのは勢い。「それぞれが周りとの違いを見せて、切磋琢磨(せっさたくま)してくれれば」と続けた。 この日は名古屋市内の施設で、知的障害や身体障害がある子どもらと交流。折れたバットからキーホルダーを作ったり、ミニゲームなどを一緒に楽しんだ。「楽しそうな姿が見られてよかった。また今後も続けていけたら」と話した。
中日スポーツ