【ガチンコ勝負】三菱コルト対トヨタ ヤリス 小型ハイブリッドモデル一騎打ち 比較するまでもなく勝者は明らか?ところがどっこい(笑)
トヨタの薄いシートメタルの欠点は、高速道路を高速で走るとわかる。160km/hの時、「ヤリス」の室内音は「コルト」より3デシベル大きい。そこで駆動システムに話を戻そう。 「コルト」のハイブリッドシステムはルノー製であるだけでなく、フロントとリアのデザインの違いこそあれ、「コルト」は「クリオ(ルーテシア)」である。1.6リッター4気筒自然吸気ガソリンエンジンは94馬力を発生し、さらに2基の電動モーターを搭載する。小型のスタータージェネレーターは、スターターモーターと発電機の役割を果たし、内燃エンジンをスピードアップさせる。ホイールを駆動する49馬力のユニットもある。
加速ではコルトが勝利
実際にハイブリッドドライブはパワフルで、「コルト」を9.2秒で0から100km/hまで加速させる。テスト走行ではリッターあたり21.2kmの燃費を計測し、アクセルを戻した場合はリッターあたり27kmだった。「コルト」の明確なアドバンテージのひとつは、内燃エンジンの4気筒目で、トヨタの3気筒ユニットよりもエンジンがスムーズに回ることだ。
低燃費のヤリス
重量なのか、駆動力なのか、あるいはその両方なのか、「ヤリス」は100kmのテスト走行あたりリッターあたり22.7km、通常の燃費はリッターあたり30.3kmと、実際にはかなり経済的だ。無段変速機に慣れれば、これまでテストしたガソリンエンジン車の中で最も経済的な1台となる。
しかし、「ヤリス」の走りは「コルト」のそれよりも力不足に思える。ほぼ同等にパワフルな内燃エンジン(91馬力)と明らかにパワフルな電気モーター(80馬力)を搭載しているにもかかわらず、高速域ではつながりがなくなってしまう。これが日常的な運転にどの程度関係するかはまだわからない。
総合評価
1位:三菱コルトハイブリッド1.6 得点:523点 評価:スペースは広く、燃費も良い。 2位:トヨタヤリスハイブリッド116 得点:501点 評価:ナビがないのは減点だが、安く、経済的だ。
結論
いや、ハイブリッドドライブは純粋にコスト面だけで正当化することはできない。電動化とオートマチックトランスミッションがもたらす快適性にも価値がある。
Berend Sanders and Jonas Uhlig