内閣支持率に「一喜一憂しない」 加藤長官「国民の最大の関心はコロナ」
加藤勝信官房長官は15日、記者会見し、内閣支持率について「支持率の動向については一喜一憂しないという立場だ」と語った。質問したのは時事通信の記者で、同社の1月の世論調査では内閣への不支持率が支持率を上回ったという。
加藤長官は「現在国民のみなさんの最大の関心は新型コロナウイルス感染症だと思う」と指摘。「東京で、きょうも2000(人)を超える数字が報道された。(東京では)年末から増加傾向が続いており、また中京圏、関西圏、さらに北関東、九州でも同様に新規感染者数が増加の傾向にある」と感染拡大に歯止めがかからない現状を説明した。 「こうしたなかで、1月7日に1都3県、13日に7府県を対象に緊急事態宣言を発令した」と緊急事態宣言に至った経緯に触れたうえで「政府として必要な対策(を)あらゆる手段を講じて取り組んで、新規感染者数の減少に向けて努力をしていきたい。国民のみなさんには緊急事態宣言をはじめとして、大変制約の多い生活で苦労をお掛けするところだが、是非この厳しい状況を一体となって好転していく、改善を図っていくべく、みなさんの協力を是非ともお願いしたい」と述べた。