安倍派の閣僚と副大臣の9人全員が交代へ 安倍派の政務官は1人を除いて留任固まる
岸田首相が14日、行う人事で、安倍派の閣僚と副大臣の9人全員が交代となる一方、安倍派の政務官は1人を除いて留任することが固まりました。 政治資金パーティーをめぐる裏金疑惑を受け、岸田首相は当初、安倍派所属の閣僚らを政権から“一掃する”ことを検討していましたが、安倍派内から「当選1回など議員歴が短い政務官が対象となるのはおかしい」などと反発が出ていました。 そのため、安倍派の政務官については、当選2回である佐藤啓財務大臣政務官を交代させるものの、その他の政務官は留任することが固まりました。 一方、安倍派の上野通子首相補佐官、和田義明防衛大臣補佐官については交代させる人事が固まり、後任は空席となる見通しです。 内閣改造からわずか3か月で、官房長官を含む安倍派の閣僚4人と副大臣5人、政務官1人、首相補佐官1人が辞任することになります。