【広島】松山竜平、田中広輔の両ベテランが減額制限超えで契約更改 今季ともに打率1割台に低迷
広島の松山竜平外野手、田中広輔内野手が22日、マツダスタジアム内の球団事務所で契約交渉に臨み、それぞれ減額制限(年俸1億円以下は25%)を超えて更改した。松山は今季6500万円から約46%ダウンの年俸3500万円、田中は5000万円から40%ダウンの年俸3000万円でサインした。(金額は推定) 松山は今季65試合で打率1割7分8厘、1本塁打、10打点。田中も66試合で打率1割5分6厘、2本塁打、7打点に終わり、夏場に26打席無安打という時期もあった。9月20日に、そろって2軍再調整となったままシーズンを終えた。鈴木球団本部長は「厳しい提示になったが、彼らがそれをどう感じて、やるか。切羽詰まった状況。若手との競争にもなるが、頑張ってもらいたい」と、奮起を求めた。 来季が40歳シーズンとなる松山は「前を向いてやるしかないです」とだけ言葉を残した。今季チームは月間20敗を喫した9月の大失速で4位に沈んだ。巻き返しにベテランの力も必要だが、もう後はない立場だ。35歳の田中も「結果がすべて」とダウン提示を受け止めた。12年目の来季に向けて「まずはケガをしないこと。ケガをしたら引退なので。(代打を含めて)いろんな立場で結果を出すため、技術はもちろん、精神的なところも今年、感じたことはある。文句を言われないくらい打ちたいなと思っています」と、それぞれ引退覚悟で来季に臨む。
報知新聞社