全会一致で「不信任」──兵庫・斎藤知事の“覚悟”は? 辞職で税金「18億円」、解散なら「34億円」…ダブル選挙の推測も
■辞職でも解散でも…多額の税金が
今後、斎藤知事が取りうる選択肢は2つあります。10日以内に辞職することと、議会を解散することです。どちらを選択したとしても、必要となるのが県民の税金です。辞職した場合、次の知事を選ぶ選挙が行われ、かかる費用は約18億円です。 議会を解散した場合は県議会議員選挙を行うため、約16億円がかかります。その後、新たな議会で再び不信任案が可決された場合、知事は失職して知事選が行われるため、合わせて約34億円の税金が使われる可能性があります。 「税金の無駄遣いだ」との批判もあるため、一部の県議からは、知事が10日以内に議会を解散した上で辞職もし、県議と知事を同時に選ぶ「ダブル選挙」に挑むのではとの推測も出ています。この場合、投票所の設置が一度で済むことなどから多少費用が抑えられます。
■決断はいつ? 「一定の覚悟が必要」
いつ決断するのか問われた斎藤知事は「今日、先ほど不信任が可決されたばかりですので」と述べるにとどめました。 ──解散も選択肢にありますか? 「決めるにもやはり一定の覚悟と、自分にとっての判断が必要ですから、それはこれからしっかり考えていきたいと思います」 判断のリミットは10日以内。斎藤知事はどのような覚悟を示すのでしょうか。 (9月19日『news zero』より)