大胆スポーティな「新型5ドア・ハッチバック」 VWゴルフの個性派ライバル、欧州導入か
EV需要鈍化に対応か
一般的なモデルサイクルを8年と仮定すると、シードは2026年頃にフルモデルチェンジを迎えることになる。しかし、シードの次期型に関する計画は発表されておらず、他のモデルが後継にあてがわれる可能性がある シードと似たプロポーションを持つモデルに新型EV3(全長4.3m、全幅1.8m、5ドア)があるが、欧州でのEV需要が多くのメーカー予想を下回っていることから、内燃機関を搭載したK4に白羽の矢が立つかもしれない。 キアは最近、「EV需要の変動に対応するため」に各市場でハイブリッド車を増やすと表明している。K4にはまだハイブリッド・パワートレインは搭載されていないが、今後追加される可能性はある。 K4はメキシコで生産される。一方、スロバキア・ジリナにある現行シードの生産工場では、新しいEVモデルの生産に徐々に移行する。キアは2030年までに年間160万台のEVを販売する目標を掲げており、小型の新型EV2を同工場で生産する予定だ。 ジリナ工場の生産能力は年間35万台。EV2が目論見通りの成功を収めれば、シードの生産縮小を余儀なくされ、代わりにK4を輸入する可能性が高まる。
執筆 AUTOCAR JAPAN編集部