大胆スポーティな「新型5ドア・ハッチバック」 VWゴルフの個性派ライバル、欧州導入か
米国向けモデル、欧州にも進出?
キア(起亜)は大胆なデザインを持つ新型ハッチバック「K4 5ドア」を、欧州市場に投入する可能性がある。フォルクスワーゲン・ゴルフに挑む構えだ。 【写真】「クセ強」だが好きな人には刺さりそうなダイナミックデザイン【キアK4のモデルラインを写真で見る】 (18枚) 新型K4は、北米、アジア、中東で、リフトバックと5ドア・ハッチバックの2種類のボディタイプで販売される。パワートレインは最高出力147psの2.0Lガソリンエンジンと、最高出力200psの1.6Lターボガソリンエンジンを設定する。 K4 5ドアはキアの新世代デザイン「オポジット・ユナイテッド」を採用し、シャープで力強い、ダイナミックなエクステリアとなっている。リアのサイドドアのハンドルはCピラーに隠れるように配置され、3ドアに近い印象を与える。また、各ピラーにブラックのトリムを挿入し、ルーフが浮いているように見せている点も特徴的だ。 この5ドア・ハッチバックが最近、ドイツ・ラッセルスハイムにあるキアの技術開発拠点近くでテストしているところを目撃されている。キアの広報担当者はAUTOCARの問い合わせに対し、現在のところ欧州への導入計画はないと述べたが、導入の可能性を示す兆しはある。 K4と同じような位置づけにあるシード(Ceed)は、2018年に発売され、やや旧式化しつつあるものの欧州で好調な販売を続けている。調査会社ジェイトー・ダイナミクスの発表によれば、5ドア・ハッチバックのシード、クロスオーバータイプのクロスシード(Xceed)、シューティングブレークのプロシード(Proceed)を合わせた今年の販売台数は現時点で6万478台だ。 これは、フォード・フォーカス(今年現時点での販売台数4万7582台)、プジョー308(同5万1656台)、トヨタ・カローラ(同7万701台)など主要ライバル車と肩を並べる実績だ。 SUVが人気を集める中、シードのようなモデルもまだまだ有力であることを示唆している。ワンクラス上のスポーテージ(Sportage)は同期間に8万7164台が販売された。