木村花さんの死去を受け「テラスハウス」制作中止
出演中だったプロレスラー・木村花さん(スターダム所属)が23日に死去したことを受け、ネットフリックスなどで配信中だった「テラスハウス」は27日、公式サイトなどで制作中止を発表した。
台本なくとも事実上の筋書きはあったのか
同番組はフジテレビとイースト・エンタテインメントが制作し、木村さんが出演した最新シーズンは東京を舞台に昨年5月からネットフリックスで配信され、その後フジテレビオンデマンド(FOD)でも配信、さらにフジテレビ系で地上波放送もされていた。 番組公式サイトを通じた発表で、「この度、番組に出演されていた、木村花さんがご逝去された事について、改めてお悔やみ申し上げます。またご遺族の方々にも深く哀悼の意を表します。尚『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』に関しましては、制作を中止する事を決定致しました。この度のことを重く受け止め、今後も真摯に対応して参りたいと考えております」とのこと。 木村さんは同番組内での言動がネット上で非難のターゲットとされ、SNSなどでは悩んでいる様子がうかがえた。ネットでの誹謗中傷とともに、演出方法などについて番組への疑問の声や、メディア報道のあり方などについても批判意見が続出する状況となっていた。 「一部報道では、『テラスハウス』には物理的な台本はないにせよ演出側が意図的に方向性をリードする事実上のおおまかな筋書きはあったといった話も出ています。だとすれば番組側の責任もかなり大きいことになります。いずれにしても木村さんが追い詰められていたのは確かでしょう」(スポーツ紙50代男性記者) 22歳の若さで旅立った木村さん。プロレス界は大きな財産を失った。 (文:志和浩司)