アニドネが活動支援のオンライン寄付受け付けをスタート 今年度はイヌやネコの動物福祉向上に取り組む6団体を新たに認定
「犬や猫のために寄付をしたいけれど、どのような団体を選んだら良いか分からない」という人たちに情報を提供し、善意の寄付金が信頼できる団体に有意義に使われることを目指しているのが、「公益社団法人アニマル・ドネーション」(東京、以下アニドネ)。アニドネは動物関連団体へのオンライン寄付サイトを運営しており、認定する全45団体への寄付受け付けをこのほどスタートした。今年度は新たに6団体が認定を受けている。 アニドネが支援対象として認定する団体は、迷い動物や飼い主による飼育放棄や多頭飼育崩壊、動物愛護センターなどに収容されている動物を保護し、新たな迎え主を見つける「保護団体」、動物たちの福祉に配慮した上で人間との触れ合いを推進する「介在団体」、盲導犬や介助犬など人の暮らしをサポートする犬たちを育成する「伴侶団体」、動物愛護や動物のための福祉活動を行う「啓発団体」の4分野にわたる。アニドネは、個人や企業などから預かる寄付を信頼できる認定団体に届け、円滑な運営と動物たちの幸せな生涯を守るために活動している。 支援団体の認定に当たっては、団体活動の信頼性・持続性・成長性・先駆性を重視。書類選考、複数回の面談、現地視察、外部の有識者で構成された審議委員会の承認を経て、理事会で決定している。2024年度は、今年3月27日からの応募受付にエントリーした団体から、新たに6団体を認定した。 6団体は、「特定非営利活動法人アニマルサポート高知家」(高知県/保護団体)、「特定非営利活動法人いぬ・ねこネットワーク秋田」(秋田県/保護団体)、「犬のM基金」(北海道/保護団体)、「特定非営利活動法人 倉敷猫まもりの会」(岡山県/保護団体)、「認定特定非営利活動法人 えひめイヌ・ネコの会」(愛媛県/啓発団体)、「特定非営利活動法人 ちよだニャンとなる会」(東京都/啓発団体)。 寄付支援者自らが寄付先を選び、オンラインで直接寄付できるのもアニドネの寄付システムの特徴。アニドネはこれまでに、個人・団体から、5億5566万2992円(2024年10月末時点)の寄付金を預かり、認定団体に届けている。