エアコンで部屋が乾燥するので「加湿器」を使いたい! 1日8時間で「電気代」はいくらかかる?「気化式・超音波式・スチーム式・ハイブリッド式」を比較
電気代を少しでも抑える方法
加湿器の種類を選ぶ以外にも、電気代を節約する方法があります。エアコンとの併用で相乗効果を狙うのがポイントです。 前記した通り、湿度が高いと体感温度が上がるため、エアコンの設定温度を下げても快適に過ごせます。環境省によると、暖房時の設定温度を1℃下げると、消費電力が約10%減るとされています。 例えば、消費電力が660ワットのエアコン(10畳用)を1日8時間、月30日間使用した場合の電気料金は以下の通りです。 660ワット÷1000×240時間×31円=4910円 加湿器を使ってどれほど設定温度を下げられるかは一概には言えません。しかし、仮に1℃下げられると1ヶ月で約491円、つまり気化式(59.5円)や超音波式(163.7円)の加湿器にかかる電気代以上の節約ができるというわけです。
目的に合った加湿器を選び、上手にエアコンを使おう
加湿器を使用する際の電気代は、種類によって大きく異なります。超音波式や気化式は省エネに適しているので電気代を抑えたい人に、スチーム式やハイブリッド式は電気料金がかかっても加湿を優先したい人におすすめです。 加えて、エアコンの設定温度を下げるなどの工夫で、暖房と加湿器の組み合わせによる電気代節約を目指すと良いでしょう。 出典 厚生労働省 令和6年度インフルエンザQ&A 公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A 環境省 家庭部門のCO2排出実態統計調査 家庭のエネルギー事情を知る エアコンの使い方について 執筆者:浜崎遥翔 2級ファイナンシャル・プランニング技能士
ファイナンシャルフィールド編集部