マスク着用見直しの是非「“科学的にどうか”に尽きる」小池都知事会見1月20日(本文2完)
マスク着用緩和をどう考えているのか
記者:ニッポン放送の小永井と申します。コロナの5類への見直しについて関連して伺います。今日、岸田総理が感染防止策のマスクの着用についても見直しを検討する考えを示しました。マスクについては都のモニタリング会議でも、飛沫が拡散されるのを防ぐなどのシミュレーションの結果が示されたことがある一方で、海外では、文化の違いもあるかもしれませんが、欧米を中心にかなりの緩和が進んでいる現状もあると思います。知事ご自身はマスク着用の緩和、特に室内での着用の緩和について、現状どのようにお考えでしょうか。お願いします。 小池:世界もまた、XBBなどの拡大によって、政府や自治体などがマスクの着用をもう一度お願いしますといったようなウォーニングを出したり、それぞれ、ウイルスの変化とともに自治体や世界も、その対応は常に変わっているということで、何も今まだ世界で統一っていうことではございません。そういう中で法的な位置付けが、見直しが行われるということで、マスクの着用の考え方についても、国のほうでもこれから議論をしたり、あらためて整理されるものだと思います。基本的には科学的にどうなのかということに尽きると思いますが。 病原性や感染力が見直しによって変化するものではございませんので、また高齢者などは感染によるリスクが高いということで、屋内でどうするのかということですけれども、感染状況とかリスクとか、誰とどういう部屋で、食事なのか話なのか、いろんなケースあると思いますけれども、その辺については専門の皆さま、東京iCDCの先生方にも相談しながら、マスクの着用が必要となる状況、場面っていうのがどういうものなのかっていうのを、できるだけ分かりやすくおまとめいただくようにお願いしているところでございます。また、移動する際の公共の交通につきましても、いろんなケースがあると思うんですね。そういったことも、それこそ類型でまとめていく必要もあるのかなと。いろいろ専門の先生方にお伺いしているところです。 記者:ありがとうございます。 小池:よろしいですか。はい。では終わります。 (完)【書き起こし】小池都知事会見1月20日