丸山千枚田の保全に寄付、お前だったのか…石碑に刻まれた意外な企業に驚き
地味で目立たないけれど
熊野市によると、丸山千枚田には、約400年前の江戸時代初期には約2200枚の棚田があったそうです。 ところが戦後、稲作からの転換や、高齢化で耕作放棄地が増えたことなどにより一時は約500枚まで棚田が減少。 1990年代に地域住民らの手で棚田の保全・復元活動が行われたことにより、1300枚ほどまで回復したという経緯があるそうです。 集まった寄付金は休耕田の整備や作業道の改修、水源の確保など、様々な用途に使われているそうです。 エレコムの担当者は「丸山千枚田を次の世代に残すこと、地域振興に役立てることを目指しています」と話します。 また、同社はこの他にも、熊野市内の児童養護施設の建設費用の一部を寄付したり、三重県志摩市や同尾鷲市などで森林保全活動を行ったりするなど、社会貢献に力を入れているそうです。 今回、丸山千枚田の投稿が注目されたことについて担当者は「今回、普段はあまり目立たない企業の社会貢献活動を知っていただいたことを嬉しく思います。他社の社会貢献や、様々な社会課題そのものへの関心が高まるきっかけになればありがたいです」と話しています。