なぜ未勝利低迷のヴィッセル神戸はSNS上での誹謗中傷に「法的手段も」と異例の注意喚起を行ったのか?
天皇杯覇者として出場した2020年大会で、日本勢で最高位となるベスト4へ進出。アジア制覇という目標をさらに強く意識した状況でACLへ2年ぶりに帰還を果たせば、神戸に関わる全員のモチベーションが高まって沈滞ムードを一掃できる。 対照的に逆の結果ならばショックのあまり、立ち直るきっかけをつかめないまま試合を重ねていきかねない。一致団結して戦うべきメルボルン戦がいよいよ迫ってきたからこそ、神戸は一部のファン・サポーターへ向けて注意喚起に踏み込んだ。 声明の最後にはこんな言葉が綴られていた。 「ファン・サポーターの皆様におかれましてはJリーグの掲げる、相手をリスペクトする気持ち・フェアプレーの精神に基づいた発信・言動を行なっていただきますよう今一度お願い申し上げます」 今シーズンの公式戦7試合目にして神戸の今後を大きく左右する大一番は、ACL契約スポンサーに名を連ねていない関係で神戸市御崎公園球技場と表記される、慣れ親しんだピッチを舞台に15日の19時にキックオフを迎える。 (文責・藤江直人/スポーツライター)