松山英樹、首位と1打差の2位スタート 猛チャージの原動力『新パター』に手応え「根拠がないと替えません」【米男子ゴルフ】
◇2日 米男子ゴルフ開幕戦 ザ・セントリー第1日(米ハワイ州、プランテーションC) 【カパルア(米ハワイ州)テッド・ムース】松山英樹(32)=レクサス=が1イーグル、7バーディー、1ボギーの65で回り、8アンダーで首位と1打差の2位スタートを切った。9アンダーのトップは、ツアー1勝のトム・ホーギー(米国)。この大会は前年の優勝者とポイントランク上位50位までの選手が、4日間予選落ちなしで争う。 昨年11月の日本ツアー、ダンロップ・フェニックス以来の実戦だった松山が、年明け早々猛チャージをかけた。5番パー5で2オンから新年初バーディーを奪うと、6番で6メートル、7番でカラーから7メートル、8番は4メートルを沈めて、4連続。後半も勢いは止まらず、11番で9メートルを入れ、さらに15番パー5は残り252ヤードから2オンに成功してイーグルを決めるなど、圧巻の65をマークした。 原動力になったのは、初めて実戦に持ち込んだパターだ。これまでと同じスコッティ・キャメロン製だが、ヘッドは黒いセンターシャフト型。報道陣の質問もこの新兵器に集中した。だが、本人は「たまたま違う人が使っているパターがよかったので、同じのを注文した。明日も使うかどうかは分かりません」と、さらりと答えただけ。それでも「根拠がないと、替えません」と、手応えを感じているようだ。 この大会は例年激しいバーディー合戦となり、昨年の優勝スコアは通算29アンダーだった。松山は2017年に2位になり、22年は13位とはいえ通算21アンダーで終えている。「そういうことは、忘れてました」と言うが、相性は決して悪くない。いきなり優勝争いに加わって、ツアー通算11勝目が見えてきた。 (写真はAP)
中日スポーツ