このままだと飼い殺し…。クラブに居場所がない選手(10)ライバル続々加入でピンチ…。マンUに別れを告げるか
欧州主要リーグが開幕し、移籍市場の動きもより活発化している。しかし、その中には現所属クラブでの立場が厳しいと思われるにもかかわらず、新天地に赴くことができていない選手もいる。今回は、このままだと所属クラブにおいて“飼い殺し”状態となってしまいそうな選手をピックアップして紹介する。(成績は『transfermarkt』参照)
DF:ヴィクトル・リンデロフ(スウェーデン代表) 生年月日:1994年7月17日 所属クラブ:マンチェスター・ユナイテッド 23/24シーズン成績:19試合1ゴール1アシスト スウェーデンのヴェステロースから12/13シーズンにベンフィカへと加入したヴィクトル・リンデロフは、クラブで着実に成長を遂げ、16/17シーズンにはリーグ戦32試合に出場。この活躍もあり、2017年夏にマンチェスター・ユナイテッドへの加入が決まった。 1年目こそリーグ戦17試合のみの出場に留まるも、翌年からは出場機会を増やし同30試合に出場。3年目はキャリアハイの35試合に出場しユナイテッドの最終ラインを支え続けた。しかし、22/23シーズンに入り監督がエリック・テン・ハフに代わると出場機会が減少。昨季はセンターバック陣に故障者が続出し前半戦は出場機会を増やしたが、リンデロフ自身も2度の離脱を経験し19試合の出場に終わった。 レニー・ヨロやマタイス・デ・リフトなどセンターバックの即戦力が今夏に補強されたことを考えると、リンデロフがベンチを温める機会は今後も多くなりそうだ。トルコ紙「fotomac」によると、かつての恩師ジョゼ・モウリーニョ率いるフェネルバフチェが同選手の獲得に動いているとのこと。リンデロフとクラブとの契約は来夏までとなっており、ユナイテッド側にとっては、リンデロフ売却の絶好の機会といえるだろう。
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